テーピングはテニス肘に効果があるのか?テーピングの効果と使用法。

テニスを長時間プレイしていると肘や肩などに慢性的な痛みを抱えてしまう人も少なくありません。治療や痛みの緩和にテーピングを利用するという人も多くいますが、テーピングの使い方やその効果について正しい知識を身に付けている人は少ないはずです。

そこで今回はテーピングについての情報や知識を記事にまとめました。

テーピングとは。

テーピングは、関節、筋肉、腱、靭帯などを補強するために身体の一部に張るテープのことです。テーピングによって身体の動きを一部制限することで、故障を抱えた部位の痛みを出にくくするなどの効果があります。

テーピングの種類とその効果。

テーピングは伸縮性のあるテープと非伸縮性のテープの2種類に大きく分類できます。伸縮性のあるテーピングは伸縮の具合や粘着性によってハードタイプ、ソフトタイプ、キネシオロジーテープ、アンダーラップ、自着テープなどその種類はさまざまです。

どのテーピングを使用するかは使用目的や使用箇所の状態によって変わるので、自分自身で使用するテーピングを判断できるようになる必要があります。テーピングの知識を深めるため、テーピングの効果や使用方法を確認していきます。

治療効果はあるのか?

テーピング自体に治療の効果はありません。身体の一部の動きを制限することで故障や痛みの悪化を防ぐだけであって、テーピングをすることで痛めた箇所の治りが早くなるということはありません。

テニスをやりたいがために、痛みを抱えながらテーピングでごまかしながらテニスをプレイしている人もいますが、痛みが悪化すると慢性的な痛みを抱える障害となりかねません。痛みが出たらテーピングに頼るのではなく、まず休むことを考えてください

怪我の予防効果は?

テーピングの最大の効果は故障や怪我の予防です。テーピングを張ることで、その部位の動きを制限することができ、過度な負荷がかかることを防ぐことができます。捻挫のように痛めると癖になり再発しやすい怪我などは、テーピングで部位を固定することで再発を予防することができます

使用するテーピングの伸縮性を変えたり、巻く強さを調整したりすることで、使用部位の固定具合を微調整することも可能です

応急処置として使う。

プレイ中に怪我をした場合に、故障箇所の悪化を防ぐためにテーピングで患部を固定するという使用方法もあります。ただ、固定する箇所やテーピングの巻き方などを間違えると逆効果になる場合もあるので、応急処置をする場合は専門家など適切な知識を持つ人に任せましょう。

プレー中の動きの補助と心理的な安心感。

錦織圭も手首にテーピングをしてプレイしている。
引用:Twitterより

テーピングを使ったことがある人は分かると思いますが、テーピングをすることで過度な動きが制限され、力が入れやすくなるなど、プレイ中の動きを補助するような効果もあります。

その他にもテーピングによって動きが制限されることで、怪我の発症リスクを気にせず安心して動くことができるという心理的なプラス効果も人によっては得ることができます。

テーピングの使い方。

テーピングにはいろいろな効果がありますが、正しい使い方をしないと十分な効果を得ることはできません。巻き方など具体的な使用方法について、テーピングがよく使用される部位を例に挙げながら確認していきます。

手首

手首のテーピングには非伸縮性のテーピングを使うのが一般的です。痛みの度合いによって巻き付ける際の力加減を変えることで固定具合を微調整することができます。

手首の内側と外側のどちらが痛いかによってテーピングの巻き方が変わります。巻き方について言葉で説明するのは難しいので詳しく知りたい方は上に載せた動画をご確認ください。

肘の外側に痛みが出た場合のテーピング方法。
肘の内側に痛みが出た場合のテーピング方法。

テニスをプレイしている人が最も痛めやすいのが肘です。肘に負担のかかるフォームで長時間のプレイを続けていると肘に慢性的な痛みを感じるテニスエルボーを発症してしまいます。

肘を痛めた場合、痛みが肘の内側もしくは外側のどちらかに出ます。痛みが出る箇所によってテーピングの巻き方も変わるので、痛みが出た場合は自身の症状に合わせて上記の動画を参照してテーピングを巻いてみてください。

テニスで肘を痛めた場合のケアについては別記事で詳しく触れているので、気になる方は下記の記事もご参照ください。

テニスに限らず膝に痛みを感じた場合もテーピングの使用は効果的です。膝など動作が大きな部位にテーピングを利用する際には、伸縮性のあるキネシオテープを使うのが一般的です。痛みが出る箇所によってテーピングの付け方も変わってきますが、簡単なテーピング法として上記の動画を紹介しておきます。

もし動画で紹介されている痛みと自身の痛みの症状が異なる場合は、Youtubeで検索すれば痛みに合わせたテーピングの巻き方動画を簡単に見つけることができます。膝の痛みで悩んでいる方がいればご自身で検索してみてください。

足首

テニスは急な切り返しやストップ&ゴーを繰り返すため、程度の差はあれ足首の捻挫は非常に起こりやすい怪我です。足首のテーピングでも伸縮性のあるキネシオテープを使用します。非伸縮性のテーピングを使うと動きが制限され過ぎてしまい逆にプレイに支障が出てしまうので注意してください。

足首のテーピング方法も解説動画がYoutubeにいろいろとアップされているので巻き方は動画をご参照ください。今回参照した上記の動画は巻き方が分かりやすいように色違いのテーピングを利用していますが、自分でテーピングする場合はキネシオテープを1種類用意すれば問題ありません。

テーピングは予防で使うのが最も効果的。

テーピングは怪我の予防や悪化を防ぐために使用するのであって、怪我が早く治るようなものではありません。

プロ選手のようにテニスが仕事であればテーピングを使い、多少の無理をしてでもプレイする必要があるでしょうが、一般レベルであれば特殊なケースを除きテーピングで痛みをごまかしながらプレイするのはおすすめできません。

痛みが出てからテーピングを利用するのではなく、怪我の予防として痛みが出る前からテーピングを利用することで、怪我のリスクを低下させつつ、長時間テニスを楽しむことができるはずです。