テニス界と八百長!なぜテニス界で八百長が行われたのか?

スポーツ界でたびたび問題となっていることに八百長問題があります。八百長は対戦する前に負ける約束をしておくことをいい、多くは金銭などを見返りとしてやり取りが行われています。

そんな八百長ですが、テニス界でも行われていたようです。では、なぜテニス界で八百長が行われていたのでしょうか。そこで今回は、テニス界で八百長が行われている理由について考えていきます。

テニスと八百長!実際の事例

テニス界の八百長については、つい最近の2019年1月にも欧州刑事警察機構が関係者を逮捕したと発表しています。

名前は明かされていませんが、その中にはどうやら全米オープンに出場した選手がいたようです。犯罪組織が違法賭博を首謀しており、その中で八百長に加担してしまったテニス選手がいたということです。

これ以外にも八百長は行われているとされており、特に下部大会では発覚していないだけでかなりの数行われているのではないかと指摘されています。

テニスにはブックメーカーという競馬のような賭け事が行われていますが、ブックメーカーでも不自然な掛け方が指摘されて八百長が発覚することがあります。

このように、残念ながらテニスでは八百長が行われている現状があります。テニスを観戦する人、楽しみにしている人にとっては八百長をされると心から楽しむことができなくなりますよね。八百長はなくしてほしいものです。

テニス界に八百長がはびこる理由

テニス界に八百長がはびこる理由

ここではテニス界に八百長がはびこる理由について解説していきます。

賞金格差

テニス界で八百長が行われている理由として、賞金格差があると言われています。テニス界というとたくさんの賞金をもらっていて華やかなイメージがある方もいると思いますが、実はそれはごく一部の選手だけの話です。

男子選手でいうと世界ランキングトップ10までの選手は以下のようにかなり稼いでいる一方で、ランキング100位以下の選手や下部大会しか出られない選手は年収が少ないという現状があります。

ATP男子賞金ランキング(2019年5月13日現在)

1位 ノバク・ジョコビッチ 472万3695ドル(約5億1786万円)
2位 ロジャー・フェデラー 297万3306ドル(約3億2597万円)
3位 ドミニク・ティーム 263万8212ドル(約2億8923万円)
4位 ラファエル・ナダル 262万9219ドル(約2億8824万円)
5位 ステファノス・チチパス 231万3121ドル(約2億5359万円)
6位 ファビオ・フォニーニ 149万4538ドル(約1億6385万円)
7位 ダニール・メドベージェフ 127万4667ドル(約1億3974万円)
8位 ジョン・イズナー 103万7110ドル(約1億1370万円)
9位 ガエル・モンフィス 102万2063ドル(約1億1205万円)
10位 錦織圭 95万2343ドル(約1億440万円)

特に世界ランキング上位の選手はグランドスラムなどの賞金が多い大会に出場することができますし、スポンサー契約などの収入もあります。

テニス界の収入ランキングトップの選手はスポーツ選手の年収ランキングでも上位に入るほど稼いでいます。

一方で、下部大会しか出られない大部分の選手は生活ギリギリの収入しかありません。テニスでは世界中で大会が行われているため、移動費や遠征費が多くかかります。また道具も多く買いそろえなければいけませんので、出費も多いです。

こうした環境の中で八百長を持ちかけられて行ってしまう選手がいるのではないかと考えられています。賞金格差がどんどん広がれば八百長という誘惑に負けてしまう選手が増えてしまう危険性もあります。

八百長を監視する体制はもちろん大事ですが、賞金格差の問題など八百長をしてしまう環境を改善していく必要がありそうです。

選手生命の短さ

テニス界で八百長が行われている理由に、選手生命の短さがあると言われています。テニスは他のスポーツに比べて選手寿命が短いと言われています。

テニスの選手寿命について米スポーツ専門局ESPNは、その特性に言及しており、テニスというスポーツは瞬発力とともに持久力を求められるスポーツなので年齢による体力の衰えがプレイに影響しやすいとしています。

そのため、野球選手やバスケットボール選手が40歳で現役の選手がいるのに対して、テニス選手は30代でも力の衰えを感じ引退する選手も少なくないと指摘しています。

選手寿命が短いということはテニス選手としての生涯年収が少なくなるということです。そのため、少しでも収入を確保したいという思いから八百長に加担してしまう選手がいるのではないかという意見もあります。

選手寿命については伸ばすには限界がありますが、現役のうちにしっかり収入を確保できるシステムや、引退後のキャリア形成についても支援が必要かもしれません。

まとめ

テニス界では八百長が行われていることが発覚し始めていますが、これからどう対応していくかが重要です。テニスは世界的に人気のあるスポーツですが、八百長など不正が続けばファンも離れてしまうかもしれません。

これからもテニスを楽しむためにも、原因の究明と八百長を行わない環境づくりが大切です。



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