知ればテニスが強くなる!? 名言ベスト10

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テニス選手は、たくさんの名言を残している。それは、試合中、試合後、さらには完全なオフなどの様々な場面で。数ある名言の中で選りすぐりの10本を紹介したい。

筆者の好みを基準とし10程選んだ。

これらの名言を知れば、日ごろの練習が充実し、拮抗した試合にも勝つ可能性が高まることだろう。

では、独断と偏見で選んだテニスの名言ベスト10を以下に紹介する。

10位 

「どんなに負けても、最後のボールまで戦うんだ。」byビヨン・ボルグ

なんてボルグらしい言葉であろうか。彼は、全仏オープンを4連覇、ウインブルドン選手権を5連覇した名選手だ。彼の言葉には、負けていても、最後の1球が終わるまで全力で戦い抜くという強い気持ちが表れている。だからこそ、強かったのだろう。福井烈がボルグと戦った時のことを「まるで、機械と戦っているようだった。」と言っていた。正確無比なストロークはこの言葉が原動力になっていたのだろう。

9位

「勝利はつかの間の喜びだが、敗北は生涯脳裏を去ることはない。」byビリー・ジーン・キング

彼女は、「男女の賞金格差」を是正するために活動し、女子テニス協会を設立した名選手である。この言葉は、負けることが大嫌いで、負けた時はその悔しさが一生頭から離れない。だから、つかの間の勝利のために懸命に練習したのだろう。テニスの試合だけでなく、女性の権利や自分自身の自己実現のためにも戦ったハートの強い人である。テニス選手としても、一人の人間としても尊敬を集める人物の言葉だ。

8位 

「私はただテニスをしているだけで、言い訳を探したりなんかしない。負けはただの負け。腕が筋肉痛だったからではない。」byゴラン・イワノセビッチ

『サンダーサーブ』で名を馳せたクロアチア出身のゴラン・イワノセビッチの言葉だ。ウインブルドン選手権でアンドレ・アガシ(1992年)やピートサンプラス(1994年・1998年)らに決勝で3度も敗れている。苦労人のイワノセビッチは2001年に念願のウインブルドン選手権で優勝できた。試合で負けたことは、全て自分の責任であり、言い訳などしないという潔い精神をこの言葉から読み取ることができる。ルックスも気持ちも本当にかっこいい選手のかっこいい名言なのだ。

7位

「特に将棋に似ているスポーツはテニスだろう。 サービスゲームを交互にやったり、一人で流れを変える努力をするところは、すごく似ているし、役に立つ。それに実力差がないときに、どうやって差をつけるかも似ている。」 by羽生善治

羽生善治はテニス選手ではなく初の全7タイトル(竜王、名人、王位、王座、棋王、王将、棋聖)を持つ、将棋界のスーパースターである。彼が発言したこの言葉はテニスファンとしてとても興味深い。その羽生がテニスと将棋の関係性をこのようにとらえていたとは意外だった。将棋の駒の進め方には、試合の駆け引きの重要なヒントがかくされているのかもしれない。理詰めで攻めていきポイントを獲得することや、拮抗した試合でいかに差をつけるか思考しながら戦うことの大切さを気づくことができる。数ある将棋の戦法を学び、テニスの試合に臨めば勝率が高まる可能性がある。

6位

勝敗を分けるのはいつでもたった一球だ。だが、プレーをしているときは、どれがその一球か分からない。by松岡修造

修造チャレンジでジュニアの選手に「何であきらめるんだ?!」と叫ぶ松岡修造の姿をよく見た。ボールが2バウンドする瞬間まであきらめずに拾う努力をせよと常に熱い(暑い)言葉で発信し続けているのは有名だ。

試合の中ではいったいどの球が勝敗を決める重要な一球かわからない。だからこそ全ての球に魂を込めて打ち返せと言っている。試合だけでなく、日ごろの練習からこのような気持ちで臨めばテニスの上達が期待できる。

5位

両親はいつも「勝ち負けを気にすることはない」と言い続けてくれました。楽しむことが何よりも大切だと教えてくれた。by大阪なおみ

現在世界ランキング1位の大阪なおみ選手の言葉である。物心ついたころから両親のこのような言葉でテニスを楽しくのびのびと練習し、どんどん上達していったのだろう。マイナス点を修正するのではなく、長所をさらに高めるような教育観を持つ両親だったのではないだろうか。

現在全仏オープン中で、昨日アザレンカに逆転勝利を収めた。やや不安定だったメンタルは安定し、ミスしても引きずることなく、次のプレーに集中することができていた。技術的には、フォアハンドがさらに強力になっていたし、ネットプレーも上達していた。ナンバー1の立場で勝利することを楽しんで勝ち続けてほしい。

4位

重要な人間になるのは素晴らしいことだが、素晴らしい人間になることの方が重要だ。 byロジャー・フェデラー

説明不要のテニス界のレジェンドの言葉だ。彼はテニス界では非常に重要な人間なのだが、それよりも素晴らしい人間になることが最も重要だと考え、日々努力している。37歳になってもプロテニス選手であり続け、高いパフォーマンスを維持しているのは、テニスを通して人間性を高めるためなのかもしれない。哲学者が発するような意味深い言葉である。

3位

負けることは、私の敵ではない。負けることに恐れることこそ、私の敵である。 byラファエル・ナダル

全仏オープン11回の優勝の『クレーキング』のラファエル・ナダルの言葉である。現在ナダルは12回目の優勝をかけ全仏オープンテニス大会に出場している。現在2回戦を終え、安定した強さを保っている。このローランドギャロスのコートで誰がナダルを倒すのか非常に興味深い。敵は自分の心の中に潜んでいる「恐れ」だとは自分に厳しいナダルらしい言葉だ。

2位

実はテニスプレイヤーのほとんどが、カッコよく勝つことをイメージしている。カッコよく勝つことしか考えてないために、自分が勝てるチャンスを潰しているということに気づかないのである。byブラッド・ギルバード

この言葉を知って目から鱗が落ちた。確かに誰もがかっこよくポイントをとることをイメージし過ぎているのではないだろうか。ギルバードは「ウイニングアグリー~読めばテニスが強くなる~」と「ウイニングアグリー2」等の本を出し、どちらもテニス関係者の中でベストセラーになっている。その本には、敵を翻弄して勝つ方法や、日ごろから勝利するためのどのような準備をしたらよいのか等が具体的に著されている。かっこ悪くても泥臭くポイントを重ねていくことが勝利への近道だと繰り返し訴えている。勝利のために、見苦しくてもポイントをとることの大切さに気付かされる。

1位

この一球は絶対無二の一球なり

されば身心を挙げて一打すべし

この一球一打に技を磨き体力を鍛え

精神力を養うべきなり

この一打にいまの自己を発揮すべし

これを庭球する心という。by福田雅之助

テニス選手・スポーツ記者として活躍した福田雅之助が早稲田大学庭球部員に贈った「庭球訓」だ。この言葉はテニスファンならだれもが一度は聞いたことがあるだろう。
1995年ウインブルドン選手権で松岡修造が「この一球は絶対無二の一球なり!」と叫んでサーブを打ち、ベスト8になったことでも有名だ。また、テニス漫画の古典『エースをねらえ』のコーチもこの言葉を残している。プロテニスプレーヤーもアマチアプレーヤーも筆者のようなウイークエンドプレーヤーもこの言葉を拠りどころにしているのではないだろうか。名言を超え、格言と言える言葉だ。

終わりに

このようにテニス選手は素晴らしい名言を残している。試合中ナーバスになったり、ピンチに陥ったりした時に、是非これらの名言を思い出したい。きっと勇気が沸き起こるはずだ。不利な状況を打開できることもあるだろう。そして、負けそうな試合でも逆転勝利することができるかもしれない。

テニスを取り巻く環境だけでなく、人生そのものを豊かにできる可能性もある。

これからも名選手の名言を唱えながらプレーを楽しんでいきたい。

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