【テニスの基本】構え(レディ)の仕方と必要性

テニスは左右どちらかに飛んでくるボールを予測して打ちやすい位置へと移動をし、打球していきます。その左右の判断で必要となるのが構えです。

テニスに必要となる構えの仕方やその必要性について解説していきます。

構えの必要性

すべてのスポーツには構えというのが存在します。一番の目的は動作に入る準備としての役割が大きいのですが、テニスの場合ではさらに左右の判断(ボールが飛んでくる方向の判断)という役割もあります。

テニスのスイングは 構え⇒ターン⇒止まる⇒スイング といった一連の流れがあります。その起点となるのが構えるということになります。構えができていないとターンが不十分になりその後のスイングにも大きな影響を与えてくるので、構えは必須ともいえます。

また、構えは対戦相手に向かって体の向きを作りますので、自分の体を中心に左右どちらにボールが飛んでくるかの予測が早い段階で行うことができます。当然、早い左右の判断は早い準備を生み、余裕をもってスイングをすることができるため安定したショットとなりますので、構えの重要性は思っている以上にありますね。

では、正しい構えの仕方をお伝えしていきます。

正しい構えの仕方

構えの手順は以下のようになります。
①グリップはみずおちの高さにセット
②フレームは顔の高さ、もしくは胸の高さ
③肘は体からこぶし一個分前方
④足は肩幅程度で軽く膝を曲げる

構えというと変に身構えてしまい上半身を前のめりになったり肘を体にくっつけたりと硬直した状態になりやすいですが、目的はスイング動作をするための準備ですのでリラックスした状態となることが理想です。

また、足の広げすぎも次の動作へ移る際に非常に動かしにくくなりますので、人間の一番自然な状態である肩幅程度の広さを心がけてみましょう。

テニスの構えの仕方まとめ

構えには相手を見る・左右の判断・動作の起点・スイングの起点と非常に多くの役割があります。そして、リラックスした構えは脳から伝達した運動情報をより早く伝達してくれますので、反応速度も飛躍的に向上してきます。

スイングの起点となる構えはスイングの一連の動作をするためにも必要であり、構えがない状態ではスイングのリズムがくるってきてしまい良いフォームでスイングをすることが困難になってきます。

フォアハンドが得意だからといって右側ばかり向いた状態にならないように球出し練習の際や普段の練習から構えの意識は作るようにしていきましょう。