テニスの試合で実力を発揮するためのメンタルコントロールを考える。

私事ですが、先日久しぶりにJTAの試合に出場してきました。結論から言うと試合には負けてしまったのですが、試合後に振り返ってみると試合中の意識・メンタルコントロールについていろいろと感じたことがあったので、記事にまとめてみました。

メンタルが試合結果に及ぼす影響。

今回出場した試合で対戦した相手とは4度目の対戦でした。過去3試合のスコアは6-7.6-7、1-6.2-6、1-6.2-6、と初対戦時こそ接戦だったものの直近2回はあっさりと負けていました。

今回の対戦では1-6.3-6と過去2戦と比べてスコアも内容も良化しました。同じ対戦相手にも関わらずなぜ対戦するたびにスコアが変動するのでしょうか?

2回目以降の対戦は相手の情報が既にあるわけですから、対策を立ててプレイができるためスコアに差がつくという可能性があります。その他にも対戦後の練習による上達などが考えられますが、それ以上に試合中や試合に臨むにあたってのメンタル面が試合結果に大きく影響すると私は考えています。

錦織選手はプレイの振り返りで自信という言葉をよく使う!
引用:錦織圭公式インスタグラムより

分かりやすい例として錦織圭選手が挙げられます。怪我から復帰した錦織選手が試合後に自身のプレイを振り返る際に「もう少し自信がついてくれば。」などと「自信」という言葉をよく使うことからもメンタル面がプレイに大きな影響を及ぼすことが分かります。

試合に臨むにあたっての理想的なメンタル状態とは?

試合に臨むにあたって理想的なメンタル状態は自分のテニスに自信を持ち、いい意味で相手を見下ろしてプレイできるような状態といえます。

自信をもって試合に臨むためには事前に十分な練習を積み重ねておくことが必要です。苦手なショットがあれば練習を繰り返し、自信をもって打てるような状態にする。得意ショットは練習でさらに磨きをかけるなどしておくと、試合中に安定したメンタル状態でプレイできます。

練習で打てないショット、できないプレイを試合で自信をもって実践することはできません。逆を言えば練習で高い確率で成功するプレイであれば本番の試合でも自信を持って実践できます。つまり、練習こそが試合における理想的なメンタルを生み出すと言っても過言ではありません。

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対戦相手によっても変わるメンタル状態。

試合におけるメンタル状態は対戦相手の実力によっても大きく変わります。自分よりも明らかな格下相手であれば十分な練習・準備をして試合に臨めば良好なメンタル状態でプレイすることができます。しかしながら、格上や実力が拮抗した相手との対戦では話が変わってきます。

格上の相手との対戦する場合。

自分よりも格上の選手と対戦するときは現実的に考えると勝利する可能性は低くなります。いつもなら主導権を握れたり、ポイントが奪えたりするようなショットをいとも簡単に返球され、八方塞がりになることも少なくありません。

ポイントを奪うイメージが描けない場合、良好なメンタル状態でプレイするのは難しくなります。ではそんな場合にどうやってメンタルを保ってプレイすればいいのか、実際に私が意識していることをお伝えします。

格上選手と試合をするときは試合の勝利よりも目先の1ゲーム、1ゲームでも難しそうであれば1ポイントをどうしたら奪えるかを考えながらプレイします。1ポイントだけであればラッキーで獲得できることはありますが、あくまでも自分から仕掛けていって1ポイントを奪うことが大切です。

格上相手に自分のどんなプレイ・ショットであれば通用するのか?チャレンジャー精神を持っていろいろトライすることで、たとえゲーム数で相手に圧倒されていようが、安定したメンタル状態でプレイすることが可能です。

格上相手との対戦こそ、自分の武器や強みを理解する貴重なチャンスと考えてプレイしてください。最後まで集中して良いメンタル状態で最後までプレイができるはずです。

実力の拮抗した相手との対戦する場合。

格上相手との対戦よりも、実力が拮抗した相手との対戦の方が勝てるチャンスがあるだけに、欲が出てメンタルを保ってプレイするのが難しくなります

勝ちが見えるとつい安全で消極的なプレイを選択してしまう人も多いはずです。消極的なプレイをしても勝つことができれば結果オーライですが、勝利してもモヤモヤ感は残りますし、まして負けてしまった場合はメンタル的にはかなり凹んでしまいます。

消極的なプレイは勝っても負けてもプラスにはなりません。実力の近い相手と対戦した時は自分の取り組んでいる課題や、目指すプレイスタイルに積極的にチャレンジするのがおすすめです。

テニスの練習は全て試合を想定して行っているはずですが、練習をいくら繰り返すよりも本番の試合で1回実践する方が遥かに経験値は高く、自分の身になります。加えて試合の勝ち負けではなく、自分のプレイに集中することで雑念を取り除き良好なメンタル状態でプレイできるようになります。

テニスの試合に出る人は誰もが少しでも上達したいという思いを持ってプレイしているはずです。目先の勝利よりも自分のプレイや課題に焦点を当ててプレイすることで高い集中力を保つことで、自身の上達にもつながり、プレイ中のメンタルも安定します

メンタルを安定させるには相手を必要以上に意識しない!

テニスは対人競技なので相手の嫌がることをするなど、相手を意識してプレイするのが大事なのは事実です。しかし相手を意識してプレイ中のメンタルが安定せず、自分のテニスが崩れてしまうのであれば意味がありません。相手があってのテニスですが、まずは自分のプレイに集中することも大切です。

私自身、テニスの試合に出ていて思いますが、相手のことを意識してプレイするには相当な技術レベルがないと難しいなと感じます。一般プレイヤーであればなおさらそう感じるはずです。

意識一つでプレイ中のメンタル状態は大きく変化する!

意識一つ変えることで試合中のメンタル状態は変化し、プレイの質や試合結果は大きく変わります。今回紹介した試合中の考え方は実際に私が試合に出た時に意識して実践していることですが人によって合う合わないはあるはずです。

試合中の意識や考え方は人それぞれで、どんな方法にせよ自分のメンタルが安定すれば問題ありません。メンタルコントロールは試合慣れによって身に付く部分も大きいです。実際に試合に出て、自分にとって最適なメンタルコントロールの方法を見つけ出してみてください。