テニスのリターンが苦手な人の共通点と改善方法。

出典:Twitterより

テニスの試合ではサーブと同様にリターン技術が勝敗を左右します。特に一般レベルであればノータッチエースを量産するようなビッグサーバーは滅多にいませんから、プロテニス以上にリターン技術が重要になってきます。今回はテニスのリターンが苦手な人の共通点や、安定してリターンを返球するためのポイントをお伝えしていこうと思います。

テニスのリターンとは

相手のサービスを返球するショットのことをリターンと言います。人によってはレシーブと表現する人もいますが、一般的にリターンと言われたら、サーブを返球するショットのことを指します。

テニスの試合ではサービスを打つ位置を1ポイントごとにフォアサイド、バックサイドで入れ替えていくため、リターンはフォアサイド、バックサイドを交互にプレイしていきます。シングルスの場合は両サイドを1人でプレイしますが、ダブルスをプレイする場合、ペアの間でフォアサイド、バックサイドのどちらを担当するかを事前に決め、1試合を通して同じサイドでリターンをし続けます。

テニスの試合におけるリターンの重要性

テニスの試合はサービスゲーム、リターンゲームを交互にプレイしていきます。サービスゲームをキープしているだけでは試合に勝つことはできないので、どこかで相手のサービスゲームをブレイクする必要があります。試合に安定して勝利するためにはどれだけ高いリターン技術・リターン力を持っているかが鍵になります。

プロテニスの世界でも決してビッグサーバーとは言えない錦織圭選手が世界4位まで上り詰めた大きな要因は高いリターン技術を持っていたからにほかなりません。現在のプロテニスツアーで上位ランクの選手ほどリターンゲームにおいて高いスタッツを残していることからもテニスにおけるリターンの重要性が分かります。

リターンが苦手な人の共通点

テニスの試合におけるリターンの重要性は多くの方が身をもって感じているはずですが、リターンミスが多く、なかなか思ったようにリターンを返球できないと悩んでいる一般プレイヤーは多くいます。リターンが苦手で、ミスが多いプレイヤーにはある共通点があります。コーチ活動のなかで私が感じたリターンを苦手とする人の共通点とその修正方法をここからは紹介していきます。

リターンとストロークを同じように打ってしまう。

ストロークとリターンは別物!

テニスのリターンが苦手な人は、リターンを打つ際にストロークと同じように大きなテイクバックで打とうとしてしまう人が多いです。

テニスを始めたばかりの初心者や初級レベルの人が打つ入れるだけのサーブであれば、ストロークと同じような感覚で準備して打ちにいってもリターンすることができます。しかし、テニスレベルが上がり、相手のサービスに一定以上の球威があると、ストロークと同じ感覚で大きくテイクバックしてしまうと振り遅れて打点が後ろになってしまいミスが出やすくなります

相手のサービスに反応が間に合わず、リターンミスが増えてしまうという心当たりがある方はボディターンだけでテイクバックを完了し、コンパクトなスイングでボールを捉えることを意識するとミスが少なくなります

良いリターンを打とうとし過ぎている。

リターンは無理せず真ん中に返球でOK!

リターンで厳しいコースを狙ったり、速いボールを打とうとしたりする人もリターンミスが多い傾向があります

テニスの試合はプロのレベルでさえリターンエースでポイントが終わることは多くありません。無理に厳しいコースを狙ったり、リターンで速いボールを打とうとしたりすると、ミスをするリスクが高まります

必要以上に良いリターンを狙う必要はありません。まずは緩くても構わないので、相手コートの真ん中に1球返球することを意識してリターンしてください。多少リターンが浅くなったとして、コートの真ん中に返球すれば相手は角度をつけて返球することが難しくなるというメリットもあります。

また、緩いボールをしっかりとスイングして速いボールで返球するにはかなりの技術が必要なので、相当なテニス上級者でもない限りは多少リターンが甘くなったところで1球でポイントを終わらせられることはありません。

リターンを打つ際のポジショニングが悪い。

相手や状況によってポジショニングを変える。
引用:Twitterより

相手や状況によってリターンを構えるポジショニングが変わらない人もリターンミスが多くなりがちです。

サービスのスピードやボールの回転・変化量は人によって全く異なります。リターンが上手いテニスプレイヤーであれば相手によってだけでなく、1ポイントごとにリターンの立ち位置を変えるケースもあります。例えばですが、高速サービスを打つ相手と対戦する時は、立ち位置をベースラインより大きく後ろに下げたり、大きく曲がるサービスを打つ相手の時は、立ち位置を前にするなどの工夫をします。

リターンで構える際のポジショニングを調整するだけでも、リターンの返球率はかなり上がります。今までリターンの立ち位置を気にしたことがなかったという人は実践してみてください。

サービスの球種を予測できない。

サービスはトスやスイングで球種を予想できる

相手が打つサービスの球種を予測できな人もリターンミスが多くなります

プロテニスのようなレベルになるとサービスの打ち方で球種を予想するのが難しくなりますが、一般レベルであればサービスのフォームでボールにどんな回転がかかっているかを予測することは十分可能です

サービスの球種が予測できないという方は相手サーバーのトスと打点の位置を意識してください。スライスサーブであればトスを少し横に上げ、スピンサーブであれば頭の真上辺りにトスを上げるなど、意識して相手の打ち方を観察すれば球種の判別はできるようになります。ぜひ試してみて下さい。

リターンにはリターンの技術がある!

テニススクールだとリターンの打ち方や意識について説明を受けることが少なく、ストロークの延長でなんとなくリターンをしている人が多いのが現実です。リターンにはリターンの技術があり、それを理解して実践すれば必ずリターン技術は向上します。

リターンに苦手意識を持っている方は、今回の記事や下記に張り付けてある過去記事を参考にして、リターン練習を積み重ねてみてください。

関連記事