世界を魅了した錦織対ナダル、テニス激戦ランキング【TOP7】

出典:Pixabay

2019年11月現在、世界ランキング1位に君臨しているナダルですが、世界ランキング13位の錦織とは数々の激戦を私たちに見せてくれました。

両者は今まで13戦行い、錦織2勝、ナダル11勝という結果になっています。

この記事では日本のテニスファンだけでなく、世界中のテニスファンを魅了した錦織対ナダルの名試合TOP7をご紹介しています。

第7位 2013年全仏オープン4回戦

錦織に佐藤次郎以来80年ぶりとなる日本人のテニス4大大会ベスト8出場が期待された2013年全仏オープン4回戦が第7位です。

記者やフォトグラファー、テレビ関係者など全てを含めた、日本人報道者の人数が112人にも及ぶほど、日本中が注目した大一番でした。

一方のナダルは今大会で8度目の全仏タイトル、同大会の最多勝利数、歴代3位タイとなるグランドスラム優勝回数など、自身のテニスキャリアにおいて非常に重要な試合となっていました。

試合は【ナダル 6-4, 6-1, 6-3 錦織】でナダルが勝利、錦織は1セットも取ることができませんでした

しかし日本中が錦織の大躍進に期待し、歓喜した印象に残る試合でした。

第6位 2015年ロジャーズ・カップ準々決勝

カナダのモントリオールで行われた2015年ロジャーズ・カップ準々決勝が第6位です。

これまで1度も勝利することができなかったナダルを相手に錦織はついに初勝利を収めただけでなく、【錦織 6-2, 6-4 ナダル】のストレート勝利というメモリアルな試合となりました。

厳しいコースへの錦織のストロークがしっかり決まり、ナダルのミスを誘発したり、左右に揺さぶる試合構築など「強い錦織」を見ることができた試合でした。

ナダルを圧倒した超攻撃的で強力なフォアハンドや巧みなドロップショットの数々は世界から賞賛されました。

第5位 2010年ウィンブルドン1回戦

錦織にとってナダルとの対戦は2回目となる2010年ウィンブルドン1回戦が第5位です。

第2シードでエントリーしていたナダルは、前年のウィンブルドン大会は怪我で欠場していました。復活の兆しを見せるためにも、ナダルにとっては1回戦で負けていられない試合でした。

圧倒的な威力とバウンドを誇るナダルのストロークを前に、錦織は防戦一方でなかなか攻めに転じることができませんでした。

結果は【ナダル 6-2, 6-4, 6-4 錦織】でナダルのストレート勝ちでした。ウィンブルドンには主催者推薦で出場した錦織でしたが、世界のとてつもなく大きな壁をファンに教えてくれた試合となりました。

第4位 2012年マイアミ・オープン4回戦

2012年、全豪オープンで日本人として80年ぶりとなるテニス4大大会ベスト8の快挙を成し遂げた錦織が臨んだ2012年マイアミ・オープン4回戦が第4位です。

この時ナダルの世界ランクは2位、全仏オープン決勝でジョコビッチを下し、7度目の優勝を飾っていました。錦織にとっては超えなくてはならない強敵です。

ナダルの持ち味であるサイドラインギリギリの強力なストロークがバンバン決まる展開で、サービスゲームで優位に立てない錦織はかなり苦しい試合となりました。

結果は【ナダル 6-4, 6-4 錦織】でナダルのストレート勝ちでした。2010年の配線同様、ストロークの正確性と鉄壁の打球で実力の差を見せつけられた格好となりました。

第3位 2018年モンテカルロ・マスターズ決勝

錦織及びナダルも非常に得意としているクレーコートで行われる2018年モンテカルロ・マスターズ決勝が第3位です。

錦織はノーシードでの出場でしたが、コート適性と熟達した実力でチリッチやズベレフなどの強豪を倒し、宿敵ナダルとの決勝に臨みました。

一方のナダルはマスターズ1000シリーズ単独1位となる31勝目がかかった重要な試合で、クレーコートである以上は絶対に負けられない土の王者のプライドをかけた試合となりました。

結果は【ナダル 6-3, 6-2 錦織】でナダルのストレート勝ちでした。角度のついたサイドラインギリギリの強力なストロークは健在で、ラリー戦を錦織は制することはできませんでした。

第2位 2016年バルセロナ・オープン決勝

錦織にとって3連覇の期待がかかる2016年バルセロナ・オープン決勝が第2位です。

ナダルにとっては3年ぶりのバルセロナ・オープン決勝進出で、9度目の優勝がかかっていた試合でした。

コートはクレーコート、両者得意とするコートで錦織も調子が良く、どちらが勝ってもおかしくない状況でした。

ストロークだけでなく巧みなドロップショットなどで縦に崩しにかかる錦織と、それに対し2セット目以降確実に錦織のテンポに順応していくナダルの強さがぶつかった非常にハイレベルな試合でした。

結果は【ナダル 6-4, 7-5 錦織】でナダルが9度目の優勝、錦織は3連覇とはなりませんでした。クレーコートでのナダルの強さに錦織があと1歩及ばなかった形となりました。

第1位 2016年リオデジャネイロ五輪3位決定戦

第1位は2016年リオデジャネイロ五輪3位決定戦です。96年ぶりのオリンピック男子テニスでの日本人のメダル獲得がかかった大一番です。

試合はほとんどの場面で錦織がナダルに対しリードしている展開でした。特にこの試合での錦織のサーブは普段に比べキレがあり、サービスゲームを有利に運んでいきます。

ナダルは思った通りの動きができないのか、時々苛立っている様を見せる場面もありました。それでもネットプレーを織り交ぜたストローク攻撃の勢いは凄まじく、2セット目で一気に逆転でセットを獲得します。

最終セットではキレのあるサービス&ボレー、甘い返球を見逃さない強力なストロークなどでナダルを翻弄、ここ一番での強さを錦織は見せました。

結果は【錦織 6-2, 6-7 (1-7), 6-3 ナダル】で錦織が勝利、96年ぶりとなるオリンピック男子テニスでの日本人メダル獲得という快挙を達成しました。

リオオリンピック銅メダル獲得について

試合後錦織は「タフな試合だった、なんども気持ちが落ちかけたが気力で持ち直した」と語っています。

また勝利後は「ホッとした」とコメント、96年ぶりというプレッシャーの中で戦うことの厳しさや恐ろしさをもっともよく表しているコメントであると言えます。

さらに今大会について、「楽しかった。難しい場面、苦しい場面もあったが、最後までファイトして日本のために頑張るというのは、心地いいというか、楽しかった」と語っています。厳しい場面でも楽しむ姿勢を忘れないアスリートとしての強さを見ることができました。

プレースタイルが似ている、宿命のライバル

錦織とナダルはプレースタイルや得意なコートなど、共通点が多くあります。そんな両者の試合はどれも自力の差が如実に出る、まぐれで何かが変わることは絶対にない、そう思わせる魅力があります。

2020年、東京オリンピックだけでなく、クレーコートの最高峯:全仏オープン決勝で錦織とナダルの激戦が見られることを期待して、両者をこれからも応援していきましょう!


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