全豪オープン2019女子

  • 2019年全豪オープン開催日程・スケジュール: 2019年1月14日(月)~27日(日)
  • 開催地:オーストラリア・メルボルン

日本女子からは大坂なおみ(5位)が本選からの出場予定になる。他の出場予定選手はおそらく予選からのエントリーになるだろう。主な選手としては日比野奈緒(114位)・土居美咲(128位)奈良くるみ(164位)など。

日本女子は近年にみられない人数の少なさとなり、なんとも寂しい限りである。
2018全仏オープンダブルス準優勝の穂積絵莉、2018東レパンパシフィックオープンダブルス優勝の加藤美唯だが、シングルスのランキングが穂積絵莉(332位)加藤美唯(388位)と大きく落としている。

優勝候補NO.1は当然大坂なおみに注目が集まるだろう。
彼女の全豪オープン最高成績は2018年4回戦である。2016年が予選を突破して3回戦まで、2017年が2回戦までと成績を残している。

よくグランドスラムを初優勝した選手がその後の1年間ほど成績が振るわないという状況に落ちるときがある。どの選手もだが、やはり最高レベルの大会を優勝するとモチベーションが失われるのか、またはさらに加熱する周囲の期待やマスコミの注目にプレッシャーを感じてしまい、なかなか自分のパフォーマンスをあげることができなくなるのであろう。

ただ彼女は全米オープン優勝後も、東レパンパシフィックオープンを準優勝し、プレミア・マンダトリーの一つチャイナオープンでベスト4と好成績を残している。

大阪なおみは2018年3月のプレミア・マンダトリー大会の一つであるインディアンウェルズを優勝してから次の活躍への期待をかけられ、そのプレッシャーからなかなか成績を上げられない時期もあったが、見事に振り払った。これもまた彼女の大事な経験値になったと言えるだろう。

そして次の優勝候補は、24個目のグランドスラムタイトルと大坂なおみにリベンジマッチを狙っているセリーナ・ウイリアムズ(16位)だろう。彼女は2018年秋のアジアシーズンを全てスキップした。

セリーナは今回オーストラリア・パースで12月29日から開催されるホップマンカップから出場予定なので、この大会でどれだけコンディションを仕上げてくるのか、とても興味深いものである。

また世界ランキング1位のS・ハレプ(ルーマニア)は椎間板ヘルニアのためWTAファイナルズ出場を取りやめている。実際全豪オープンまでに間に合うのかどうか、という状態である。