全豪オープン2019男子

  • 2019年全豪オープン開催日程・スケジュール: 2019年1月14日(月)~27日(日)
  • 開催地:オーストラリア・メルボルン

日本男子からは錦織圭(9位)・西岡良仁(75位)・ダニエル太郎(77位)が本選からの出場予定になる。

錦織圭は2018年右手首怪我のため欠場しているので、ランキングポイントがそのまま加算される。

2012年2015年2016年にベスト8進出、2013年2014年2017年も4回戦まで進んでいるため、他のグランドスラム大会よりも安定した成績をここまで残している。目標の一つとして、やはり2週目からさらに集中力をあげていくこと、またコンディションを維持することがベスト4~決勝への道に必要となるであろう。

西岡良仁は2018年同大会でベテラン第27シードのP.コールシュライバー(ドイツ)と対戦し、5フルセットから初戦突破を果たした。西岡はなぜかグランドスラムで初戦にビックネームやよりタフな選手に当たる節があるのだが、更なる勝利数をあげてほしいものだ。

ダニエル太郎は2018年は残念ながらJ.ベネトー(フランス)に対し初戦敗退となり、まず1回戦を突破することが目標となる。

次は海外の注目すべき選手だが、圧倒的に優勝候補として抜き出ているのはやはりN.ジョコビッチ(セルビア)になるだろう。ランキング世界1位を取り戻し、どんな相手と対戦しても打ち破るメンタルの強さ・鉄壁の防御力を誇っている。

対して対抗馬にはいずれも2018年ジョコビッチを倒した若手選手を挙げたい。

  • A.ズベレフ(ドイツ)― 2018ATPファイナルズ決勝で勝利
  • K.ハチャノフ(ロシア)― 2018ATPマスターズ1000 パリ決勝で勝利
  • B.チョリッチ(クロアチア)― 2018ATPマスターズ1000 上海決勝で勝利
  • S.チチパス(ギリシャ)― 2018ATPマスターズ1000 トロント3回戦で勝利

特にA.ズベレフはジョコビッチにATPファイナルズのラウンドロビン予選で一度敗退したが、決勝は素晴らしいプレー内容であった。ビックサーブを混ぜ、ラリーをなるべくセンターに集めつつ、ジョコビッチに先にミスをさせていたように感じられた。

そして、2017年2018年に優勝を飾ったR.フェデラー(スイス)は三連覇がかかっており、また2018年は試合中での棄権と悔しい敗退になってしまったR.ナダル(スペイン)、二人はこの大会に照準を合わせてどの選手よりも入念に準備をして優勝を狙っているであろうことに間違いはない。