大坂なおみがコーチと解消、今後はどうなる?

12日、大坂なおみ選手の公式Twitterで、サーシャ・バイン氏との師弟関係解消の発表がありました。2大会連続のグランドスラム優勝という偉業を成し遂げた直後の今日の発表は、世界中を驚かせています。

「皆さんこんにちは。私はもうこれ以上サーシャと一緒に動くことはありません。彼のこれまでの働きに感謝しています。そして彼の今後の活躍を祈ります」
(訳:筆者)

突然のコーチ解消はよくあることなのか?

結論から言うと、テニス界ではよくあることです。大きな成功を収めたコーチでも、選手は「自分と合わない」と感じると遠慮なく契約を終了します。今回の大坂なおみ選手の場合は「変なタイミング」だと一部で言われていますが、過去にケルバーもシーズンを終える手前で名将と袂を分かった経験があるので、選手とコーチの契約は意外にもあっさりとしたものだと言えます。

解消の理由を述べていない「理由」は?

こればかりは我々には知る由もありませんが、今思うと関係解消のヒントが隠れていたように思います。

https://www.instagram.com/p/BtJzYAZAAio/

先日の全豪オープンでの優勝直後、大坂選手は自身のInstagramにて「これはとても長いよ」と前置きをした上で様々な関係者にお礼を述べていますが、サーシャ氏に対しては「Thank you Sash for hitting with me for these past 2 weeks」と、コーチとしてではなくヒッティング・パートナーとしての感謝だけを綴っていました。

この時点で二人には考え方の相違があったと思われます。選手は心から信頼できる、誰よりも自分がついて行きたいと思えるコーチのみと契約し、仕事をしたいものです。サーシャ氏が大坂選手にとって「そのような対象」ではなくなってしまったということでしょう。

次のコーチは?

誰もが気になっている話題が、大坂なおみ選手の次のコーチでしょう。彼女は12日現在、将来について全く語っていません。コーチと関係を終わらせた選手は、1〜2ヶ月の間はコーチなしでツアーを回ることもありますが、次のステップアップのためにはコーチは欠かせません。

現在、かつてヒューイットやベルダスコ・ハレプなどを指導したダレン・ケーヒル氏や、ワウリンカと名を馳せたマグヌス・ノーマン氏など、誰とも契約していないと思われる名将が多く存在しますので、もしかすると彼らのようなビッグネームのコーチを迎えるかもしれません。

大坂選手はすでに大成している選手ですので、王者となった彼女に今後の勝ち方を指導できるコーチは限られてくるでしょう。新しいコーチの発表が待たれます。

コメント 5 件

さすがだと思った。世界一に昇りつめるまでのコーチングと世界一を守るコーチングの内容は絶対に変わるはず。大坂なおみはこれからもどんどん強くなって行く事間違い無いと思った。

世界一になった今の大阪なおみにつけるコーチはいるのだろうか?技術的に教えられることは少ないかもしれないけれど、王者になり注目される今アスリートとしてもプライベートの時間でも常に謙虚に、そして日本人らしく慎ましく誇らしくしていられるよう見守れるコーチが今の大坂なおみには必要かもしれない。トップに立つことは難しいが、転げ落ちるのはいろんな意味で簡単なことはどこの業界でもよく知られていることだから・・。

更に強くなるためには、どこかで変化が必ず必要なものと思います。今回のコーチとの関係解消で、更なる強みを獲得されることを祈りたいですね。

このところの大坂選手不振は、サーシャとのコーチ解消にあるのか?結果だけ見ればそう言われてもしょうがないかも。