テニスイベント参加レベルの目安

テニスナビ主催のテニス大会・練習会・レッスンでは、参加者の方が同程度のレベルの方とテニスができるように、テニスレベルのガイドラインを設けております。

レベルは、初心者、初級、初中級、中級、中上級、C級、B級、A級、S級の9段階に区分しており、テニス大会に参加して一定のテニスナビポイントを獲得することで、テニスナビ公認のレベル認定バッジが付与されます。

レベル認定バッジが付与されると、そのレベルバッジより下のレベルの大会にはエントリーできなくなるので、大会参加者のレベルが安定するように配慮しています。

(例)Lv.4 中級のバッジを所有していると、Lv.3 初中級以下の大会には参加できない

ご自身のテニスレベルを把握して、練習のモチベーションアップのために、ぜひレベルアップシステムを活用してみてください。

テニスを始めてする、または数回しかテニスをしたことがない方を対象としたレベルです。

テニス技術の目安

  • ゆっくりとしたラリーでもボールをコートに入れることが難しい
  • ボレーやサーブはまともに当たらない

試合経験はほとんどなく、テニスを始めて数ヵ月の方や、テニススクール初級レベルの方を対象としたレベルです。

テニス技術の目安

  • ゆっくりとした短いラリーを続けることができる
  • ボレーは安定しておらず、スマッシュは当たらない
  • サービスはまだフォルトの方が多い

Lv.2 初級バッジ獲得条件

レベル参考動画(Lv.2 初級)

1年程度のテニス経験があるテニススクール初中級レベルの方を対象としたレベルです。

テニス技術の目安

  • ストロークで深いボールを打ったり、左右にコントロールしたボールを打つことは難しいものの、ゆっくりとしたラリーが続けることができる
  • ボレーやスマッシュなどのネットプレーはまだ安定していない
  • サーブの威力はないが、ダブルフォルトは減ってきている

Lv.3 初中級バッジ獲得条件

レベル参考動画(Lv.3 初中級)

基本的なテニス技術を習得したテニススクール中級レベル(市民大会E級レベル)の方を対象としたレベルです。

テニス技術の目安

  • ストローク、ボレー、サーブといった基本的なショットを打つことができる
  • サーブのダブルフォルトが少なく、サービスゲームを有利に進めることができる
  • シングルス・ダブルスの基本的な戦術を理解している

Lv.4 中級バッジ獲得条件

レベル参考動画(Lv.4 中級)

テニス技術全般が安定しているテニススクール中上級レベル(市民大会D級レベル)の方を対象としたレベルです。

テニス技術の目安

  • ストローク、ボレーで正確にコースを狙うことができる
  • サーブではダブルフォルトは少なく、スピン・スライスサーブなど球種を打ち分けることができる
  • シングルス・ダブルスの戦術を理解し、得意な試合展開で相手のミスを誘うことができる

Lv.5 中上級バッジ獲得条件

応用的なテニス技術を習得した、テニススクール上級レベル(市民大会C級レベル)の方を対象としたレベルです。

テニス技術の目安

  • ストローク、ボレーでボールの深さやスピードをコントロールすることができ、エースを狙える得意なショットを持っている
  • サーブのダブルフォルトはほとんどせず、スピン・スライスサーブなど多様な球種でコースを打ち分けることができる
  • シングルス・ダブルスの高度な戦術を理解し、緩急をつけた試合展開で相手のミスを誘うことができる

Lv.6 C級バッジ獲得条件

レベル参考動画(Lv.6 C級)

JTAが主催する男子J2大会、市民大会A級・オープンにてベスト8(過去5年以内)、インハイ・インカレ・全日本選手権・日本リーグ・国体に出場経験(過去10年以内)の方を対象としたレベルです。

テニス技術の目安

  • ドロップショット、スマッシュ、ショートクロスなど、応用的なテニス技術を習得しており、エースを狙える得意なショットを複数持っている
  • サーブのスピードや回転に緩急をつけて、多様な球種でコースを狙うことができる
  • シングルス・ダブルスの高度な戦略を理解しているだけでなく、対戦相手のプレースタイルに応じた最適な戦術を選択することができる

Lv.7 B級バッジ獲得条件

JTAが主催する男子J2大会、市民大会A級・オープンにて優勝経験、JOPランキング保有者(過去5年以内)、インハイ・インカレ・全日本選手権・日本リーグ・国体に出場経験(過去5年以内)の方を対象としたレベルです。

テニス技術の目安

  • ボールのスピード、回転、深さを自在にコントロールできるだけでなく、応用的なショットを駆使してエースを狙うことができる
  • サーブのスピードや回転に緩急をつけて、多様な球種でコースを狙うことができるだけでなく、相手との駆け引きの中でコース・球種を隠してエースを奪うことができる
  • 対戦相手の長所・短所、プレースタイル、気候、サーフェス、ボールの質などの複数のコンディションを冷静に分析し、最適な戦術を選択することができる

Lv.8 A級バッジ獲得条件

JTAが主催する男子JTT・J1大会にて優勝経験、JOPランキング100位以内(過去5年以内)、インハイ・インカレ・全日本選手権・日本リーグ・国体にて優勝経験(過去5年以内)

Lv.9 S級バッジ獲得条件

参考:NTRP値

NTRPテニス技術の目安
1.5 経験が浅く、まだボールをつなぐ練習をしている状態。
2.0ゲームの経験が必要。ストロークに明らかに問題があるが、シングルスやダブルスの基本的なポジションには慣れている。
2.5ボールがどこに飛んでくるか予測することを覚えはじめるが、コートの守備範囲はまだ狭い。同レベルの相手とはゆっくり短いラリーができる。
3.0中程度の速さのショットはそこそこ安定しているが、全てのストロークを確実には打てず、方向、深さ、強さのコントロールに欠ける。ダブルスのフォーメーションはほとんどの場合雁行陣。
3.5中程度のショットであれば方向のコントロールに安定性があるが、ショットの種類や深さはまだ足りない。積極的にネットに出るなど、コートカバーが広くなり、ダブルスのチームワークが向上しつつある。
4.0ストロークに安定性があり、ほとんどの中程度のショットにおいてフォア、バックともに方向と深さのコントロールができる。ロブやオーバーヘッドスマッシュ、アプローチ&ボレーが可能でときどき成功する。ときにはリターンミスさせるサーブを打つことができる。ダブルスのチームワークは十分である。
4.5パワーとスピンの使い分けをマスターしはじめている。ペースを調節することができ軽快なフットワークを持つ。ショットの深さをコントロールできる。相手に合わせゲームプランを変化させることを覚えはじめている。正確でパワーのあるファーストサーブと、確実なセカンドサーブを打てる。難しいショットは強打しがち。ダブルスでは積極的にネットに出られる。
5.0ボールの行方を正確に予測できる。優れたショットを持ち、それを中心にゲームを組み立てることができる。短いショットでポイントを取ったりエラーを誘うことを定期的にできる。ボレーを返し、ロブ、ドロップショット、ハーフボレー、オーバーヘッドスマッシュを決めることができる。深く、スピンの効いたセカンドサーブを打つことができる。
5.5パワーや粘り強さを主な武器としている。競り合いながら作戦を変え、苦しい状況でも信頼性の高いショットを打てる。
6.0ジュニアレベル、あるいは大学レベルの全国トーナメントを目指し集中トレーニングを積んだ経験があり、地域や全国のランキングに入っている。