ダブルスとは違い、シングルスはコートの中に自分と相手しかいません。
ルールやマナーなど、ちゃんと把握していないと不安ですよね。
今回は、シングルスの試合に出る上で、押さえておきたいポイントをまとめてみましたので、ぜひ参考にしてみてください。
基本ルールの確認
シングルスのコート
テニスのコートには、画像のようにシングルスサイドラインとダブルスサイドラインが存在します。
シングルスはシングルスサイドラインまでをインとしますので、ダブルスの要領でアレーコートに狙ってもアウトとなりますので気を付けましょう
また、サーブの立ち位置にも注意が必要です。ダブルスの時と同じ立ち位置でシングルスサイドラインを超えてしまうと、フットフォルトとなります。サーブを打った後のコートカバーリングを考えても、なるべくセンター寄りから打ったほうが良いでしょう。
シングルスポール
シングルスの試合を行う際は、シングルスポールを立てる必要があります。
シングルスのみの大会の場合は、運営側でやってくれていることが多いですが、ダブルスと並行している大会の場合、ダブルスの試合が入ると倒されてしまうので自分で立て直さなければなりません。
シングルス再度ラインから、シングルスポールに付いている印までの距離を測ります。
コートによっては予め印がついている所もあるので、その場合は測らなくてOKです。
測った地点からシングルスポールを立てます。
このとき、ネットのワイヤをシングルスポールの頭の部分の凹みにはめこみます。
これを両サイドで行いますが、片方をネットの点前に立てた場合、もう片方はネットの向こう側に立てます。こうすることでシングルスポールが倒れにくくなります。
ポイントの数え方
ポイントの数え方はダブルスと一緒です。
サーバー側のポイントからカウントし、サーバーが4連続ポイントを取ったとした場合。
- 15-0(フィフティーンラブ)
- 30-0(サーティーラブ)
- 40-0(フォーティーラブ)
- ゲーム
となります。
40-40(デュース)となった場合は2ポイント差が付くまで続き、1ポイントリードした場合は
- A-40(アドバンテージサーバー)
- 40-A(アドバンテージレシーバー)
とコールします。
また、デュースが無しの試合形式もあり、その場合は40-40(フォーティーオール)とコールし、次のポイントを取ったほうがゲームを取れる、1本勝負となります。
タイブレーク
タイブレークとは、ゲームカウント6−6になった場合に行う特別なゲームです。
6ゲーム先取の場合は、先に6ゲームを取った方が勝ちとなりタイブレークは発生しませんので注意しましょう。
現在の標準は12ポイントタイブレークといって、7ポイント先に取った方がタイブレークを取ることができます。
タイブレークのポイントの数え方は、通常のゲームと違い1ポイントづつ数えます。
変則的なので苦手意識がある方も多いと思いますが、これだけ覚えておけば大丈夫です。
- サービスは最後のゲームでリターンだった方から始める
- 最初のポイントのみ1ポイントでサービスを交換する
- アドバンテージサイド→デュースサイドの順にサーブを打ったらサービスを交換
- ポイントの合計が6の倍数になった時にコートチェンジを行う
試合形式を確認しよう
開会式などがある場合はそこで説明されますが、基本的には要項を確認すれば書いてあります。
それでもわからない場合は主催者に確認を取りましょう。
- 8ゲームなのか、1セットなのか。マッチなのか、先取なのか。
- デュースの有無。
- アップは何分かあるのか、サーブだけなのか。
トスで試合開始
一方が「which(フィッチ)」と言ってラケットを回して、もう一方が表(スムース/アップ/上)か裏(ラフ/ダウン/下)を選びます。
当たった方が以下の選択権を得ます。
- サーブ or リターンを選択する(相手にコートの選択権を与える)
- コートを選択する(相手にサーブ or リターンの選択権が与える)
ごく稀に、「権利を譲ります」と言ってくる人がいますが、その場合は自分が当たったものとして選択すればOKです。
試合中に気をつけたいこと
ポイントのコールははっきりと
アマチュアの試合では、基本的に審判はいないので選手同士でポイントを数えて試合を進めます。
なので、長いラリーの後など「今いくつだっけ?」とわからなくなってしまうことが多々あります。
このような揉め事を回避するために、サーバー側は相手に聞こえるように、毎ポイントコールすることが望ましいです。
セルフジャッジ
アウト/インのジャッジも、アマチュアの試合だと選手同士で行います。
相手にわかるように、アウトなのかインなのか、コールやジェスチャーではっきりとジャッジしましょう。
これが一番も揉める要因となることが多いのですが、どうしても勝負事なので不適切なジャッジをしてくる人もいます。
しかし、公式ルールではラインにボールの毛が一本でも乗ればインとなります。
また、良く見えなかった場合はインにするのがマナーです。
相手のジャッジがあまりにもひどく、注意しても直らない場合は運営側に報告すると、審判をつけてくれるケースもありますが、後味は悪いですよね。
相手も自分も気持ちよくプレーするために、クリーンなジャッジを心がけましょう。
最後に
シングルスは自分の力量を測りやすいですし、なによりたくさんボールを打つことができるのでとても練習になります。
一人で試合に参加するのはハードルが高いかもしれませんが、シングルスは上達の近道です。ぜひチャレンジしてみてくださいね!
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- nonoko
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