怒涛のシーズンを終えた錦織&大坂、エキシビションマッチでリラックス

毎年恒例、日清ドリームテニスで終始和やかなムード

今季、手首の怪我から大きなカムバックを果たした錦織と、日本人初となるシングルスのグランドスラムチャンピオンに輝いた大坂が、毎年11月末に行われる日清食品主催のエキシビションマッチに参加しました。

このイベントはどちらかというと「おふざけ」要素の多いイベントで、納得がいかないなどの理由でルールが突然変わることもよくあり、観客からも笑い声が漏れることも多々有ります。

シーズン中は気持ちの休まる暇もない両選手もこれには心から楽しんでいたようで、穏やかな笑顔を見せていました。

錦織&大坂、夢のミックスダブルス!

イベントでまさに「ドリーム」なミックスダブルスを披露した錦織&大坂両選手。

慣れないダブルスということもあり、うまくコミュニケーションが取れずに笑いあう場面もありましたが、イベント終了後に錦織は「またなおみちゃんとやってみたいです」と2020年東京五輪のミックスダブルスに向けて前向きとも取れる発言も残しました。

錦織、今年の流行語に疎い?

常に世界中を転戦しているトップ・プロの錦織に、今年日本で流行った流行語について尋ねてみました。

「そだねー」や「半端ないって」など、スポーツにまつわる言葉についてはよく知っているようです。中でも「そだねー」は、平昌五輪当時よく使っていたようで、本人曰く「1分に1回は言っていた」とか。

しかし、ちょうど全米オープンシリーズと重なる時期に行われていた夏の甲子園での「金足農旋風」については知らないと言っていました。

日本とアメリカ大陸では時差が大きい上、マスターズ1000の大会が続くその時期には、やはりテニスに集中していたのでしょう。

その努力が、全米オープンでのベスト4という素晴らしい結果に繋がったのかもしれません。

イベント続きの錦織&大坂、もう少しオフは休むべき?

ドリームテニスなどのエキシビションマッチは、おふざけ半分でリラックスして楽しめるイベントとはいえ、二人にとっては「仕事」という意識も少なからずあるでしょう。

それに対して、海外のトップ選手は南国モルディブやバリなどのリゾート地でゆっくりと羽を伸ばしています。

テニスのことを忘れられる唯一の時期にテニス関連のイベントを組むことは、錦織&大坂両選手にとってひょっとしたら負担になっているのではないでしょうか。

日本のテニス人気のためにオフシーズンもイベントに参加してくれる二人ですが、今後はオフシーズンをもう少し「選手任せ」で過ごさせてあげることで、よりリラックスし来季の活躍に繋がるとも考えられます。

日本のテニス人気を途切れさせないためには、次世代の日本人選手をイベントに呼び、現役の日本テニスファンに存在を知ってもらうなどの活動もいいでしょう。