初心者必見!テニスが上手くなるかどうかは環境で9割決まる!

今回はテニスを始めたばかりの初心者や、これからテニスを始めてみようと考えている人に向けて、テニスコーチである著者の目線から、どうやったらテニスが上達するのかということを記事にしてみました。

テニス歴とレベルが一致しないのはなぜか?

部活動にしろ、テニススクールにしろ、テニスが少しでも上手くなりたいと思いながら日々テニスをしている方々のなかでもテニス歴が長いのになかなかテニスが上達せず、あとからテニスを始めた人のほうが気が付いたら自分よりも上手くなっているなんて経験を持つ人もたくさんいるかと思います。

もちろんテニスでも他のスポーツ同様、才能や運動神経、身体能力などが上達に深く関わっている面があるのも事実です。しかしながら、自分よりも運動神経が劣っているような人が自分よりも上達していく事も決して少なくはないはずです。

一体どうしてこんなことが起こるのか。これはどんな環境でテニスをしているのかがテニスの上達に大きく影響しているからです。

理想的なテニス環境とは?

そもそもテニスの上達に理想的な環境とはどういったものなのでしょうか。私が思う条件を3つほど挙げていきます。

自分よりも上手い人と打ち合える環境があるか。

一般的にテニスで対等に打ち合うためには自分と相手のレベルが同程度である必要があります。しかしながら全く同じレベルというのはほぼありませんので、練習をする際には自分より少し上手い人と練習すると、自然と自分のテニスのベースを引き上げることにつながります

朱に交われば赤くなるという言葉があるように、自分よりもテニスが上手い人に囲まれて練習をすると、練習相手のテニスに対する考え方や要求する技術水準に自然と影響を受けるようになります

つまり、練習相手のテニスの当たり前が自分のテニスの新しい当たり前になっていくのです。もしもテニスの上達に現在悩んでいる方がいれば、自分が今、一緒にプレイしている人達がどの程度のレベルなのかを考えてみて下さい。

定期的にテニスをプレイする環境があるか。

上手い相手とテニスをすることが出来たとしてもその頻度があまりにも少なければ大した効果は期待できません。コーチとしていろいろな方とテニスをしてきましたが、やはり週1回のプレイで上達していく人はほとんどいないのが現実です

例えばスクールで中級レベルで上達が頭打ちになってしまう人のほとんどは、週1プレイヤーであることが多いです。本当にテニスが上達したいという強い気持ちがあるのであれば、スクールとは別に週1回テニスする機会を作るなど、最低でも週2回ほどの頻度でテニスをすることが望ましいと私は思っています。

丁寧に分かりやすく指導してくれる人がいるかどうか。

これが最も重要な要素かもしれません。スクールの中級程度までであれば多少技術的に欠陥があってもボールを返球することさえできれば昇級することが出来ます。

中上級以上のレベルになってくると、質の高いボールを打ってくる人も増えてくるため、変な癖がついていたりするとラリーがまともに続けられなくなるため、スクールも昇級を厳しく制限することがあります。

変な癖がついてしまい、昇級が出来なくなるような事態を避けるためには、効率的なフォームや理に適った身体の使い方などをしっかり教えてくれる指導者の有無が重要になってきます。

指導者は極論を言えばコーチでなくても構わないのですが、しっかりと説明ができて、その人の指摘によって技術的な改善を自分自身が実感できるかどうかが良い指導者を見極めるポイントになります。

初心者ほど重要な環境。

初心者であればあるほど現在どのような環境でテニスをしているかがその後の上達に深く関わってきます

テニスを始めたばかりの人に変な癖は基本的についていません。ボールを打つフォームは動作を繰り返し反復することで、身体に覚え込ませていくわけですから、当然始めたての段階で、正しいフォームを反復すれば効率的に上達していく事が可能です。

一方、最初にまとまな指導を受けないと、打ち方はたいてい我流となり、その動きを繰り返すことで変な癖がついてしまいます。そうなると後で修正、改善を試みようとした際に多大な労力が必要になってしまいます。

だからこそ、初心者の人でテニスが上手くなりたいと本気で思っている人は、しっかりと指導をしてくれる人や、自分よりも上手い人に囲まれてテニスができる環境を探すことがものすごく重要になります。

テニススクールの落とし穴。

しっかりとした指導をしてくれる人が大事であれば、まずはテニススクール!と考える人が多いかもしれませんが、テニススクールには大きな落とし穴があります。

ほとんどのテニススクールは慢性的な人不足に悩まされているため、正直言って多くの人がテニスコーチに抱く技術レベルのイメージに達していないコーチも実は多いです。アシスタントコーチは球出しさえ出来れば良いというスクールもあったりします。

加えて問題なのが、技術レベルの低いコーチほど初心者~初中級程度のクラスを受け持っていることが多いという点です。しっかりとした基礎を教えなければいけないクラスだからこそ技術と知識を持ち合わせたコーチが教えるべきなのですが、それが出来ない事情があるわけです。

上級クラスを担当できるレベルのコーチが他のレッスンに入ってしまうと、上級クラスのお客様が満足するような技術を持ったコーチが不足してしまうわけです。

全てのスクールで上記の話が当てはまるわけではありませんが、もしも通うスクールを探していたり、今のスクールで思ったように上達できないと悩んでいたりする方がいれば、初心者や初級クラスの担当コーチが、上級クラスも担当しているかどうかを確認してみて下さい

もしもスクールで適当なコーチが見つからないのであれば、プライベートレッスンをしてくれるコーチを探すのも有効です。一般的にネットなどでレベル指定をせずにプライベートレッスンを募集しているコーチは、指導力に差はあれど高い技術レベルを持っている場合がほとんどのはずです。

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テニスが上達するかどうかは全て環境次第。

テニスの上達には運動神経やこれまでのスポーツ経験などの要素も大切になりますが、やはり一番大きな要素はどんな環境で練習をしているかだと私は考えています。

これは私の学生時代の話ですが、ある大学では大学からテニスを始めて関東学生という全国レベルの選手が出るような大会に出場したという選手もいました。その選手が所属していたのは最もカテゴリーの高い1部校といわれる大学です。

他にも私の知人で、毎年全国大会に出場するような高校で初心者からテニスを始めて、3年時に全国選抜のメンバーに入ったという人もいます。

これらの例は本人の努力があったことは大前提になりますが、日頃からレベルの高い相手に囲まれて練習することで、そのレベルが彼らの中で当たり前となり、普通では考えられないような上達につながったという好例だと思います。つまりそれだけ普段の練習環境が重要なのです。

環境を変えるのは自分の行動!

新しくスクールを探すにしろ、テニスに頻度を増やすのも、レベル高い練習相手を求めて自分のテニス環境を変えるのも全て何かしらの行動を起こす必要があります。

新しい環境を求めて行動するのはいろいろと面倒で大変なことかもしれませんが、全て自分の行動次第で実現は可能なはずです。本当にテニスが上手くなりたいという思いがあれば必ず行動に移せると思います。

もしもテニスが上達したい!あるいは、なかなか上達せずに伸び悩んでいるという方がいればぜひ、勇気を出して行動に起こしてみて下さい。