ストロークとボレーどっちが好き?初級クラスの5の巻

みなさんはテニス始めて1年くらいの頃、ストロークとボレーどっちが得意でしたか?初級当時、僕の周囲の人はストロークがいいという人が多かったですが、僕はボレーの方が好きでした。

学生の頃、バレーボールをしていた僕は、サーブやスマッシュはわりとすんなり入っていけました。ボレーもスパイクレシーブと同じ要領で早いタイミングで展開するのは得意でした。問題は、ストロークです。ラケットの長さをなかなか意識出来ずに、ボールに近付き過ぎてしまうのです。今でもなかなか、このクセはなおらす、遠い(適正な)打点を取ろうとすると、ラケットにちゃんと当たるか不安に駆られます。笑 試合のあとのプレーをビデオで見ても、爆笑モノの自分のヘナチョコフォームが映ってます。

僕にとって、ストロークを難しくしているポイントは、1、2秒間の、あの微妙な『間』です。あのわずかな時間の間に考えてはいけないコトを考えてしまうのです。

「ここでミスったら嫌だな」とか、「ここではこう打たないといけない」とか、マイナスの思考が頭に浮かびます。

今ではシングルスメインに試合に出ているので、ストロークの楽しさも分かるようになりました。それは、たくさんの生きたボールを時間をかけて打てたからだと思います。

初級の頃は、ライジングショットなんて、上級者だけが出来る技だと思ってましたが、試合だと劣勢の場合は、ライジングショット打たされっぱなしです。さすがに、これだけ打てばいいかげん慣れるよ、て感じです笑

ボレーもいろいろな球をどれだけたくさん打てるかで、全然違ってきます。いやな練習と思いこんでやると、ますます苦手になり、いざ試合の前衛のときに全く動けない『置物』のようになってしまいます。

練習は失敗を重ねてナンボです。

もし、成功率20パーセントの苦手なショットがあったとして、100パーセントに近いのが打てないと、自分自身にガッカリしたり、また、ダメ出しするコーチもたまにいらっしゃいますが、そう簡単には思いどおりにはいきません。練習を重ねて、成功率を40パーセントまで上げれたら、自分を存分にホメていいと思います。それこそがすなわち『上達』ということですので。さらに60パーセントまで上げれば、試合での実用化まで、あと少しです。

ただ失敗を恐れて、何もしないと何も始まりません。マジメな人ほど、プレーするたびに落ち込んでるケースはありますが、その気持ち痛いほどよく分かります。僕もそうだったので。でも、自己評価の基準を相対評価から絶対評価な変えてから、苦手な練習もすすんでやれる様になりました。

なんだか、ボレーとストロークの話からそれちゃいましたが、ボレーもストロークも、キメるのもつなぐのも、テニスの醍醐味です。もっともっと、テニスを楽しめるプレーヤーが増えたらいいなぁと思います。