26日、豪テニス協会のパーティーにてデミノーにメダル授与
今年1月のシドニー・インターナショナルで頭角を現し、8月のシティ・オープンで準優勝するなど、今季目覚ましい活躍を見せたオーストラリアの若手アレックス・デミノーに対し、豪テニス協会から、元世界ランキング1位のオーストラリア人選手「ジョン・ニューコム」の名前をとった「ニューコムメダル」が授与されました。
ATP(男子プロテニス協会)が選出する「ニューカマー・オブ・ザ・イヤー」にも輝いたデミノーは、現在ミルマンやキリオスを抜いてオーストラリア人のトップとなっています。
今年のブリスベン国際にはワイルド・カードで出場、来年の同大会には実力で出場
去年の年末はランキング200位以下であったため、今年のブリスベン国際には豪テニス協会推薦のワイルド・カードで出場していたデミノーでしたが、先日発表された来年の同大会のエントリーリストには実力で勝ち得たランキングにより名前を連ねています。
デミノー本人も今季について「まるで嵐のような年だった」と語っており、ここまで一気にランキングを上げるとは思っていなかったと、笑いながらインタビューに答えていました。
師匠はヒューイット
デミノーはスペイン生まれで、両親ともにスペイン人です。しかしヒューイットの元に弟子入りをし、国籍をオーストラリアに変更しました。
まだ彼がオーストラリア国内の大会にしか出られなかった時期はヒューイットの家で下宿していたそうで、ヒューイットも彼を息子のように育ててきました。
コーチ登録はしていませんが、デミノーの試合のプレイヤーズ・ボックスにヒューイットがいることも多いので、師弟関係にあると言えるでしょう。
現在、ランキング31位にまで昇りつめたデミノーの試合を見ていると、時々ヒューイットが憑依しているような瞬間があります。
テニス選手にしては小柄であるところも二人は共通しているため、デミノーにはヒューイットの教えが役立っていると思われます。
よく走り、バランス感覚に優れ、19歳にしてネットプレーも得意とするデミノー。今後ますますの活躍が期待できるでしょう。
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