【テニス日本リーグがアツイ!!】誰でも楽しめる!テニス日本リーグの魅力と面白さまとめ

皆さんは「テニス日本リーグ」をご存知でしょうか。日本の実業団チームで争われる日本国内テニス最高峰の舞台です。もちろん試合を観戦することもできます。

この記事ではテニス日本リーグの概要から注目のチーム、過去の激戦など様々な情報をご紹介しています。

テニス日本リーグとは

テニス日本リーグは、公益財団法人日本テニス協会が主催の実業団チームによる日本最高峰の団体戦であり日本テニスのトップリーグです。

日本選手権が個人戦であるのに対し、こちらはチームでの団体戦です。日本選手権とは一味も二味も違ったハイレベルなテニスを観戦することができます。

日本リーグに出場するためには?

日本リーグに出場するためには、まず予選となる大会を勝ち抜き、日本リーグに昇格する必要があります。予選となる大会は以下の3つです。

  • 実業団対抗 都道府県大会
  • 実業団対抗 各地域大会 (各地域代表選抜大会)
  • 全国 実業団対抗 テニストーナメント (日本リーグ昇格決定大会)

全国 実業団対抗 テニストーナメントは9地域からの実業団代表チーム、前年度日本リーグの降格チームを加えた全国大会で、日本リーグに出場するためのハイレベルで熱い戦いが繰り広げられます。

男子・1stステージ&2ndステージ

18チームをレッド・ブルーの2ブロックに分け、各ブロック9チームで総当たり戦を行います。 2つのブロックは「レッドブロック」と「ブルーブロック」と呼ばれています。

各ブロックの上位4チーム計8チームが、決勝トーナメントへ進出します。また各ブロックの上位7チーム計14チームが、次年度も日本リーグに残留できます。

しかし各ブロック下位2チーム計4チームは日本リーグから降格し、次年度は全国実業団対抗テニストーナメントから再挑戦しなくてはなりません。

女子・1stステージ&2ndステージ

12チームをレッド・ブルーの2ブロックに分け、各ブロック6チームで総当たり戦を行います。 男子と同じく2つのブロックをそれぞれ「レッドブロック」、「ブルーブロック」と呼びます。

各ブロックの上位3チーム計6チームが、決勝トーナメントへ進出します。 また各ブロックの上位5チーム計10チームが、次年度も日本リーグに無条件で参加が可能です。

しかし女子も同じように各ブロック下位1チーム計2チームは日本リーグから降格し、次年度は全国実業団対抗テニストーナメントを勝ち抜かなくてはなりません。  

決勝トーナメント

  • 男子:各ブロック上位4チーム計8チームによるトーナメント
  • 女子:各ブロック上位3チーム計6チームによるトーナメント

決勝トーナメントのルール

主なルール

決勝トーナメントはシングルス2戦、ダブルス1戦の3ポイントを争うリーグ戦トーナメントです。同一選手はシングルス、ダブルスに重複して出場することはできません。

全試合共通で、ベストオブ3タイブレークセット、ダブルスは1セットオール後10ポイントマッチタイブレーク方式を採用しています。

チーム編成に関するルール

部長、監督、トレーナー、マネージャー各1名他合計8名以内、選手4名以上9名以内とし、プロアマは問われません。

JTAに登録してない外国籍選手の出場は、1チームにつき1ポイント以内とされています。しかし日本に3年以上在住するアマチュアの外国籍選手については出場制限はありません。  

試合順序

試合順序は原則として、シングルスNo.2、シングルスNo.1、ダブルスの順と決まっています。 男子・女子とも原則として2面1対抗、3面2対抗とするが、会場の条件により1面1対抗とすることがあります。

第34回テニス日本リーグ

決勝トーナメント概要

男子、女子ともに2020年2月7日(金)~9日(日)の日程で行われます。場所は横浜国際プールテニスコートです。

参加チーム紹介

男子レッドブロック男子ブルーブロック女子レッドブロック女子ブルーブロック
三菱電機イカイ橋本総業ホールディングス島津製作所
橋本総業ホールディングス山喜ノア・インドアステージリコー
エキスパートパワーシズオカレック興発日本郵政グループテニスユニバース
伊予銀行マイシンエームサービス明治安田生命
リコーノア・インドアステージリコージャパンキャノン
日本紙通商明治安田生命フクシマガリレイMS & AD三井住友海上
MS & AD三井住友海上協和キリン
ワールド航空サービス九州電力
オーエスジー伊勢久

歴代優勝or注目のチーム

1. 橋本総業ホールディングス

橋本総業ホールディングス女子テニスチームは2017、2018年度とテニス日本リーグを2連覇しており、今最も勢いのある女子テニスチームです。

2019年度のテニス日本リーグでは男女でのアベック優勝を目標としており、今年の日本リーグ注目のチームです。

2. 島津製作所

島津製作所は第 28 回~第 31 回大会で女子チームが4 連覇した経験のあるチームです。2019年度は優勝旗奪還を狙います。

JTAランキング10位の大前綾希子を筆頭に、実力派ぞろいのチームとなっています。女子チームのみで、男子チームはありません。

3. エキスパートパワーシズオカ

エキスパートパワーシズオカ男子テニスチームは第30回、第31回大会で2連覇を果たした経験がある強豪チームです。

ATPランキングシングルス276位の南知惺がエース選手です。2019年度大会は盤石の態勢で優勝を狙います。

4. リコー

リコー男女テニスチームは第1回大会から日本リーグ出場を続けている名門チームです。しかしまだ男女ともに優勝経験がありません。

古豪の意地にかけて、2019年度こそは優勝を狙いたい注目のチームです。

5. 三菱電機

三菱電機ファルコンズは第32回、第33回大会で2連覇、2019年に全英オープン本戦出場を果たした杉田祐一が絶対エースとして君臨する強豪男子チームです。

三菱電機はプロと社員選手が融合したチームであり、お互い切磋琢磨し刺激を受けながら成長を続けるチームです。日本リーグでは大応援団の活気ある応援も名物となっています。

テニス日本リーグ、過去の激戦

第33回テニス日本リーグ 決勝トーナメント 3位決定戦 斎藤 貴史 vs 白石 光

第33回日本リーグで行われた3位決定戦 斎藤 貴史 vs 白石 光です。この試合はミスの少ない堅実なテニスをする白石に軍配が上がりました。

またセカンドサーブ時のポイント得点率で大きく斎藤を上回り、サービスゲームをしっかりキープする強いテニスでした。

お手本になるような美しいプレーも多く、多くのテニスプレイヤーの参考となる試合と言えるでしょう。

第27回 テニス日本リーグ 準々決勝 鈴木 貴男 vs 関口 周一

テニスの試合には観客やサポーターはつきものです。応援している人がいるからこそ、試合が成り立ちますし、テニス選手は素晴らしいパフォーマンスをしてテニスで飯が食えるわけです。

この試合はテニスの試合におけるサポーターのマナーとは何かを考えさせられる印象的な試合です。どのような応援が迷惑で、マナー違反に当たるのか、明確にはルールが決まっていない中で、我々サポーターは応援の仕方を考える必要があるのかもしれません。

国際試合になると大会ごとに求められるマナーも異なります。世界ランク上位に日本人選手が台頭している素晴らしい時代だからこそ、日本人サポーターも進化するべきでしょう。

第33回テニス日本リーグ 決勝 今西 美晴 vs 秋田 史帆

この決勝で勝利を収めた秋田史帆が女子最高殊勲選手に選ばれました。試合展開は4-6 6-2 3-6とどちらも譲らない白熱した試合となりました。

お互いに得意であるフォアハンドを封じるために、なるべくバックハンド側に打球を集め、ベースラインから相手のミスを誘うテニスを展開しました。

両者とも非常にハイレベルかつ基本に忠実なテクニックを披露しているため、この試合も多くのテニスプレイヤーにとってお手本になる試合と言えるでしょう。