椎間板ヘルニアを患ったハレプ、来季のコーチは未定

4年間連れ添ったケーヒル氏と決別

2014年からハレプに帯同してきた名将ダレン・ケーヒル氏が、来季は家庭の事情でコーチ業を離れると発表しました。

ケーヒル氏はこれまで、レイトン・ヒューイットやアンドレ・アガシなど有名男子選手を育て上げた功績のある名コーチとして知られています。

ケーヒル氏と組んでからのハレプは、世界ランキング1位まで昇りつめ、自身初のグランドスラム優勝も果たすなど数々の大きな成績を残してきましたが、この決別はハレプも納得の上での円満な解消であるようです。

また、ハレプは現時点で新コーチについて考えていないようで、「来季の序盤はコーチをつけない」と発表しています。

椎間板ヘルニアの影響は?

今年10月の中国オープンで途中棄権をし、MRI検査を受け椎間板ヘルニアと診断されたハレプは、一度はロシアのクレムリン・カップにエントリーするなど復帰の兆しを見せたものの、結局最終戦まで復帰はかなうことなく今季を終えました。

ハレプのプレースタイルはフットワークが命であるため、腰まわりの神経に痛みが生じている状態ではいいプレーができないと思われます。

中〜重度の椎間板ヘルニア患者は、内視鏡でのヘルニア摘出手術を行うのが一般的であるようですが、今のところハレプは自身の体調や治療について言及していません。

来年1月の全豪オープンでの復帰を望んでいるという記事もありますが、確定ではないようです。

地元ルーマニアのウェスト大学から、名誉博士号を授与

ルーマニアは主に女子選手が多く活躍していますが、その中でも大きな功績をおさめているハレプに対し、ルーマニアのティミショアラにあるウェスト大学が名誉博士号を授与しました。

前述の通り、怪我で今季後半のほとんどを欠場したハレプですが、WTA(女子プロテニス協会)の2018年のプレーヤー・オブ・ザ・イヤーにも輝いているなど、ルーマニア国民にとって大スターであることが認められての授与と言えるでしょう。早い復帰が待たれます。