そのテニスコートを知ったきっかけ
筆者の次男坊は、都心の大学に通っており、現在3年生。大学1年の時にいろいろなアルバイトに挑戦した。
たくさんのアルバイトを経験して、今では、1つのところに落ち着ている。それは、テニススクールのコーチのバイトだ。
もともと、硬式テニス3年、軟式テニス6年の経験があり、どちらかというと軟式テニスの方が得意だった。
そのアルバイトの採用には、テニスの技術を見るテストがあったという。それは、簡単なサーブやストローク、ボレーなどである。彼は、軟式のサーブ、ストローク、ボレーは、しっかり身についていた。問題は、硬式ボレーとサーブの精度だった。なんとかそのテストに合格してアルバイトに採用された。よく合格できたものだと思う。
本人曰く「気合で乗り切った!」らしい。
そのスクールのコーチ陣も皆、感じのよい人ばかりだという。
後でわかったことだが、コーチはテニスの技術よりも『感じの良い人』すなわち、『人間性』で選んでいるのではないかと言っていた。笑顔のまぶしい人当たりのよい親切なコーチばかりいるから彼はそう思ったのだ。
次男坊はテニスの腕は今一歩だったのだが、笑顔と明るさ、さらには人懐っこさでバイトの試験に合格した可能性が高い。
テニスコートの場所
しかし、このテニススクールは『スタッフの感じの良さ』だけを売りにしているのではない。地方でテニスをしている筆者からするととんでもないところにある。
なんとそのスクールは、ビルの4階の中にあるというのだ。
筆者は地方に住んでいるので、普通テニスコートは、屋外にあるものだと思いこんでいた。ビルの4階にあるとは、さすがに世田谷だけのことはある。
家の近隣には、屋根付きのコートやドーム型のコートはあるが、ビルの中にコートがあるとは想像することができなかった。
そのコートは2面あり、冷暖房完備。だから、「紫外線」「雨」「花粉」「気温」などの季節や天候の変化にかかわらずプレーできる。極寒の日も炎天下の日でも、半そで、半パンでプレーできる。なんてうらやましい環境だろう。
しかし、我慢しなくてはならない点もあるという。ロブが打てないらしい。普通のビルの中にテニスコートを設置してあるので、ロブを打つ空間を確保することはできなかったようだ。天井がロブが打てるほど、高くはないそうだ。レッスンや試合などをするときは、ロブとスマッシュはできない。そのため、スクール生はストロークとボレーが上達していくらしい。
先日、筆者の長男が東京に出かけたついでに、弟のアルバイトしているそのテニススクールに遊びに行った。長男は、このTennisNaviのブログある長男は、『シャイン~もう一つのベイビーステップ』に書いている通り、高校・大学と本格的にテニスをし、社会人になった今でも実業団でプレーしている。
そのような者が、レッスンを受けたというのだ。その結果
「君は、いったい何しに来たの??・・・」
と笑顔でコーチに言われたそうだ。(得るものがないとのことらしい…)
長男曰く、ジュニア、初心者、中級者には非常に有益なテニススクールということだった。そして、スタッフの感じの良さに感動していた。どのスタッフも明るく、親切で、笑顔がすばらしいそうだ。長男は、営業関係の仕事をしているので、人に対する言葉がけ、励まし、受け答え等が今後の仕事をする上で大変参考になったらしい。
しかし、競技テニスをしている者にはスクールのレッスン内容に、ややもの足りなさを感じているようだった。
うらやましい点
うらやましいのは、レッスンの時間帯だ。朝の6:00~23:00まで営業している。ということは、朝、早く目が覚めて時間を持て余すときも、残業によってストレスがたまったときでも、スクールに寄って汗を流し、すっきりした気分になることができる。
場所もうらやましい。最寄り駅からすぐのところにある。駅名は経堂駅(小田急電鉄小田原線)である。電車を降りて徒歩1分程度で、そのスクールに行くことができる。
また、レンタルラケットやレンタルシューズも充実している。仮に手ぶらで行ったとしてもテニスをすることができる。(靴下、ウエアは購入する必要があるとは思うが…。)
レッスンコースレベルが14も区分してあるのもうらやましい。筆者の通っているテニススクールは、レベルの区分はほとんどない。分けたとしても2つである。初心者が多いスクールなので、手加減してボールを打つことも多い。それにより、フラストレーションがたまることもある。
しかし、このスクールでは、皆がほぼ同じレベルになるので、遠慮や手加減することもなく楽しめると思う。
ジュニアには、専門のプログラムもあるらしい。
ちょっと気になる点
しかし、筆者の通うテニススクールの方が勝っている点が2つある。1つは、シャワールームがないことだ。これは、少し困るかもしれない。エアコン完備なのであまり汗をかかないのかもしれないが、ある方がよい。仕事帰りに寄る人には必須ではないだろうか。
もう1つは、コート数だ。ビルの中にあるのだから仕方ないのだが、コート数は2面しかない。常に誰かが使っている状態だろう。筆者が通っているところと違ってレッスン後に、スクール生同士が集まって試合を楽しむというようなことは、難しいのではないだろうか。
終わりに
このようなすてきなテニススクールがあることは次男坊のアルバイトのおかげで知ることができた。東京に行った際、是非、無料体験コースに参加し、このビル内のコートでおもいっきりプレーしてみたい。もちろん、ロブなしで…。
※興味を持った方のために
経堂インドアテニススクール http://kyodo-tennis.com/h
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