テニス用品メーカーと各メーカーの特徴。

出典:Twitterより

テニス用品はラケットからシューズ、ボール、ウェアなどさまざま製品があります。テニス用品を製造するメーカーも数多くありますが、得意とする製品は異なります。

数多くあるテニス用品から、どのメーカーの商品を購入するかを決めるのも簡単ではありません。そんな方へ向けて今回はテニス用品メーカーとその特徴を紹介していきます。

テニス用品メーカー

テニス用品の開発・販売が事業の一つとして扱っている企業のことをテニス用品メーカーと呼びます。海外だけでなく、国内発祥のメーカーもありその数は非常にたくさんあります。

海外の有名なテニスメーカーには、ウィルソン、バボラ、ヘッドが、国内発祥のメーカーにはヨネックス、ミズノなどのメーカーが挙がります

テニス用品の種類

テニス用品には非常に多くの種類がありますが、テニス用品全般を扱うメーカーもあれば、特定のテニス用品のみを扱うメーカーもあります。具体的にテニス用品にはどのようなものがあるのでしょうか。テニス用品の種類を簡単に確認していきます。

テニスラケット

ラケットだけでも多くのテニスメーカーがある。

テニス用品として誰もが最初にイメージするのがテニスラケットです。テニス用品メーカーにとって顔と言える商品であり、各メーカーが新製品の開発に鎬を削っています。

プロ選手は一般的にラケットを製造しているメーカーと直接契約を結んでいます。有名選手がラケットを使うことはメーカーにとって最大の販促活動につながるため、トップ選手になると数億円単位の契約金が発生する場合もあります。

テニスラケットの製造で有名なメーカーは、ウィルソン、ヘッド、バボラ、ヨネックスなどの名前が挙げられます。特にバボラのラケットはトッププロだけでなく、一般プレイヤーにも広く愛用されているため、ラケット選びに迷ったらバボラから選ぶのが無難です。

ちなみにテニススクールのコーチはメーカーと販売契約を結んでいるため、必ずしもスクールのコーチがお薦めするラケットが良いとは限らないので注意が必要です。

テニスシューズ

テニスシューズはテニス用品の中でも買い替えサイクルが短いため、メーカーにとって貴重な収益源です。テニス用品をメインに扱うメーカー以外にも、スポーツシューズのメーカーがテニスシューズの開発に参入してくることもあります。

テニスシューズに参入し大きなシェアを獲得したメーカーとしてはアシックスアディダスが有名です。靴のメーカーとして創業しただけに実際に使用した感覚ではアシックスは機能性の高いシューズを販売している印象があります。こだわりがなければまずはアシックスから選ぶと良いでしょう。

ただ、メーカーによってシューズの型に微妙な違いがあるので、購入前は必ず試し履きをした上で購入するかどうかを決めてください。

テニスボール

テニスボールはラケットの開発と非常に密接に関係しているため、ラケットメーカーが製造している場合がほとんどです。テニスボールの製造で有名なメーカーにはダンロップ、ウィルソン、ヘッドなどが挙げられます

テニスボールには定められた規格があるためメーカーごとの品質の差は限られていますが、国内大会では使用率が高いダンロップを選んで購入すると良いです

テニスウェア

テニスウェアに明確な定義はなく、メーカーがテニスウェアとして販売するかどうかで決まります。そのため、スポーツウェアを製造しているアパレルメーカーであればテニスウェアへの参入は難しくありません。

アパレルメーカーで有名なユニクロはテニスウェア市場に参入し、錦織圭やジョコビッチと契約することでテニスウェア市場で一定の認知をすぐに獲得しました。テニスウェアは他のテニス用品に比べて参入障壁が低いため、メーカーとして人気選手と契約できるかが大きな鍵を握ります。

テニスウェアは製造するメーカーは、ディアドラ、ナイキ、ラコステ、フィラ、エレッセなど数多くありますが、機能性の面で極端な差はないので、デザインなど自分の好みで選んで問題ありません。見栄えを気にするのであれば、シューズやラケットなどとなるべく同じメーカーで揃えるという選び方もあります。

その他のテニス用品

自分の打球データを得られるテニスギアも発売されている。

その他のテニス用品にはグリップテープやストリング、サポーター、ラケットバッグなどが挙げられます。近年では打ったボールのデータが取得できるソニーのスマートセンサーのような新しい製品も登場するなど、さまざまな商品があります。

メーカーにとって重要なブランド力

製品の販売を大きく左右するのがメーカーのブランド力です。消費者がメーカーに抱く商品イメージは販売に大きな影響を及ぼします。人気選手が使用している製品が新たに発売されるとすぐに売り切れとなってしまうことさえあります。

だからこそ、メーカーはトップ選手に対しては十億円を超えるような契約金を用意するわけです。契約金の額からもブランド力がテニスメーカーにとってどれだけ重要かが分かります。

総合テニス用品メーカー

テニスメーカーとして広く認知されている会社の多くは総合テニス用品メーカーとして、テニス用品全般の製造・開発・販売を行っています。ここでは主な総合テニス用品メーカーを紹介していきます。

ヨネックス

ヨネックスは元々は漁業用の木製浮きの製造から発祥した会社で、その後バドミントンラケットの製造にシフトし、テニスも含めたラケットスポーツ用品の製造販売に注力し成長してきたメーカーです。

テニス用品の中でもラケットの製造がスタートだったこともあり、テニスラケットは開発に強みがあり、ボックス形状と呼ばれるような独自の形をしたラケットを生み出しており、契約プロも数多く抱えています

ダンロップ

ダンロップのボールは全豪OPでも使用されている。
引用:ダンロップより

ダンロップの発祥はゴムチューブを使ったタイヤの製造で拡大したイギリスの会社です。タイヤ事業を日本の住友ゴム工業が買収し、その技術を生かしてテニス用品の製造・販売をスタートしました。

ゴムタイヤの会社からスタートしているため、ボールの製造に強みがあり、国内外の多くの大会でダンロップのボールが使用されています

プリンス

プリンスはテニスボールマシンのメーカーとして米国で創業した会社です。ブランディングが上手いメーカーでナブラチロワやシャラポワと言った人気選手を起用して多くのシェアを獲得しています。契約プロに憧れてプリンス製品を使うユーザーが多い印象があります。

バボラ

バボラはラケット用のストリング製造が発祥のフランスのメーカーです。ストリングとラケットの製品力には定評があり、プロからアマチュアまで多くのプレイヤーがバボラ製品を愛用しています

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メーカーについて知ると用品選びで迷わなくなる。

テニスをプレイする人にとってテニスメーカーはなくてはならない存在です。テニスメーカーについての知識が身に付くと、テニス用品の買い替えや商品選びで迷うことが少なくなります。今回の記事がメーカーへの知識を深める役に少しでも立てれば嬉しいです。