テニスコートというと1種類しかないと思われがちですが、実は何種類か存在します。コートの種類によってプレーにも影響してきますので、多くのプロテニス選手はコートごとの対策を行っています。
そこで、この記事では代表的なコートを3種類ご紹介するとともに、それぞれのコートの特徴を具体的に解説していきましょう。
グラスコート
グラスコートとは、いわゆる天然芝のコートを意味しています。4大大会でいうと、ウィンブルドンがこのグラスコートに該当します。
天然芝の場合は均一性に欠けますので、バウンドも不規則になりやすいという特徴があります。ここをいかにうまく対応するのかが重要になるということですね。
また、芝であるがゆえに滑りやすいというポイントもあります。実際、プロのテニス選手が芝に足を取られるシーンは多々見受けられますよ。
基本的に、天然芝の場合は管理のためにコストがかかりますので、この手のコートはあまり多くありません。
ハードコート
ハードコートについては、セメントなどに科学樹脂をコーティングしてつくられたコートを意味しています。
ハードというだけあってボールがよく弾みますし、スピードも出ます。したがって、ボレーが得意な選手が勝ちやすいコートと言えるのです。
4大大会でいうと、全米オープンなどがこのハードコートに該当しますね。
錦織選手としても苦手なコートではなく、全米オープンでは決勝に進出した経験もあるほどですので、今後も得意なコートとして意識し続けるでしょう。
クレーコート
クレーコートについては、土のコートを意味しています。
ボールのスピードがあまり出ないため、ラリーが長く続く傾向にあります。4大大会でいうと、全仏オープンがこのクレーコートに該当しますね。
最もクレーが得意と言われる現役選手はラファエル・ナダルであり、「赤土の王」とも言われるほどです。現に、2018年の全仏オープンでもナダルが優勝しています。すごいですね!
まとめ
どうでしたか?コートの種類は複数あり、それぞれ特徴が異なりますので、テニス選手としても対応が求められるというのが、テニスの面白いところなのかもしれませんね。
日本の英雄である錦織選手も、比較的得意なコートと苦手なコートがあります。4大大会の機会をしっかりと活かしていくという意味では、苦手なコートをいかに克服できるかがカギになりそうですね。
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