なぜテニスボールは黄色いのか!

テニスをする上で欠かせない道具の一つであるテニスボール、普段何気なく使っている方も多いと思いますが、今回はボールについて書いていきたいと思います。

ボールはなぜ黄色いのか。

1つは「視認性」の問題です。わかりやすく言えば「見やすさ」ですね。
人間は青・赤などは暗く感じ、黄色・緑などは明るく感じると言われています。また、色によってボールの見え方が異なります。
赤色は膨張色のため実際よりもボールが大きく見えてしまい 早いタイミングでラケットを振ってしまいます。逆に、青は収縮色のため、実際よりもボールが小さく見え、振り遅れてしまうのです。黄色はそのどちらにも属さない中間色のため、ボールの距離感を正確に把握することが出来るのです。

2つ目はテニスコートの色に関係しています。コートの種類は大きく分けて5種類(ハードコート、オムニコート、クレイコート、グラスコート、カーペットコート)がありますが、色として考えるのであれば青・オレンジ・緑になります。
先ほど、黄色・緑が見えやすい色と書きましたが緑色のボールだと距離感は掴めてもコートの色とボールの色が被ってしまい選手も観客も見えずらくなってしまいます。この2つの理由から今のテニスボールは黄色となっています。

ボールの番号の意味とは

1度は疑問に思ったことがある方も多いのではないかと思いますが、テニスボールに一桁の数字が印字されていますよね。実はあの数字にも大切な役割があり、試合の時に活躍しています。

それは、試合球が他の試合球と交わらないように区別するための数字です。
試合に出たことがある方はわかると思うのですが、隣のコートのボールが転がってくる事がよくあります。その時に自分の試用している試合球が仮に3番だった場合、2番や1番のボールがあれば他の試合で使用している試合球となります。
もし、他の試合球が混ざってしまうとボールの弾み方・飛び具合が変わってしまいお互いに良いプレーが出来なくなってしまいます。

※ちなみにプラクティスボール(練習用のボール)には番号が書いてないことがほとんどです。

おわりに

簡単にはなりますが、いかがでしたでしょうか?他にもノンプレッシャーボールとプレッシャーボールの違いや、空気圧などなど色々ありますがもし少しでも興味・関心を持って頂けたら幸いです。