錦織がテニスの最高峰「ウィンブルドン」を制する日は来るのか?

錦織とウィンブルドン、その戦いの軌跡

テニスの4大大会は、全豪オープン、全仏オープン、

ウィンブルドン、全米オープン、となっています。

とりわけウィンブルドンは、敷居の高さと歴史などにおいて、

その地位は格別高いと言っていいでしょう。

ウィンブルドンはどんな大会なのか?

ウィンブルドンは1877年に始まった、世界最古のテニストーナメントです。

140年以上の歴史があり、伝統と格式を重んじる大会となっています。

ウィンブルドンは別名全英オープンとも呼ばれています。

場所はイギリスのマートン・ロンドン、特別区のウィンブルドンの中にある

オールドイングランド・ローンテニス・アンド・クローケー・クラブという

テニス競技場で熱い熱戦が繰り広げられます。

ウィンブルドンの優勝賞金は約300万ドル、日本円でおよそ3億3000万円です。

世界中のテニスプレイヤーがあこがれる、グランドスラムの中でも屈指の大会です。

ウィンブルドンは、毎年6月の最終月曜日から2週間の開催となっています。

2019年のウィンブルドンは、7/1-7/14の日程で開催されます。

ウィンブルドン「グラスコート」の特徴は?錦織の適性は?

4大大会はそれぞれコートの種類が異なります。

全豪オープン・全米オープンは、ゴムでコーティングした「ハードコート」、

全仏は土でできた「クレーコート」、そしてウィンブルドンは天然芝で作られた

「グラスコート」となっています。

グラスコートは、ハードコートやクレーコートに比べ、

ボールのバウンドが低く滑り、球足が速いのでショットが

サービスエースになりやすいという特徴があります。

スピードが落ちないまま相手に向かっていくので、

サーブの得意な、長身の欧米選手に有利なコートと言われています。

パワーでガンガン攻めていく、ビックサーバーが力を発揮するコートなのです。

またエースが多いため、試合時間が短いのも特徴です。

日本人はサーブスピードが速い選手は多くありません。

錦織選手も、細かいフットワークと粘り強さで球を拾い、

ラリーに持ち込んで相手を崩すといったところに強みがあるため、

ウィンブルドンでは苦戦を強いられています。

リターンエースや、拾ってつなぐことに定評のある錦織選手は、

球足が速く踏ん張りがききづらいグラスコートは、苦手としています。

ボールがあまり跳ねず、グラスコートがボールの威力を吸収してしまい、

弾道が低くなってしまう。逆にスライスだと低く跳ねる特徴があります。

普通にボールを打ち返すとスピンがかかり、

相手の打ちやすいところに、ボールが飛んでいってしまうのです。

グラスコートは、急速が速くてラリーが続かないため、

多くの選手を悩ませています。

ウィンブルドンが格別難しい大会と言われる理由もここにあるのです。

ウィンブルドンで義務付けられている、独自ルールとは?

ウィンブルドンは、必ずウェアを白で統一しなければならない、という

変わったルールがあります。

ルーツは、女子シングルス初優勝者の「モード・ワトソン」選手が白ウェアを

着ていたからと言われています。

白以外のウェアを身に着けていた場合は、厳重注意されて、

着替えさせられてしまうのです。伝統と厳格さを重んじる、

ウィンブルドンならでは厳しいルールがあるのです。

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錦織のグランドスラムの成績とウィンブルドンでのこれまでの歩み

錦織選手は、ハードコートの全豪オープンの舞台では、

12年、15年、16年、19年と実に4度もベスト8に入っています。

また、同じくハードコートの全米オープンの舞台では、

14年に決勝、16年にベスト4に進出しています。

錦織選手がハードコートにおいて、強さを発揮していることが分かります。

また、クレーコート(赤土)の全米オープンでは、ベスト8に2度入っています。

グランドスラムの舞台において、安定して好成績を収めている

錦織選手ですが、ウィンブルドンになると成績は少し劣ってしまいます。

14年と16年は4回戦まで進みましたが敗退、ほかの年も3回戦までに

すべて敗退を喫しています。

ウィンブルドンに苦手意識があるのではないか?そんな声も聞こえてきます。

しかし、前回の18年ウィンブルドン大会ではベスト8まで進みました。

惜しくもノバク・ジョコビッチ選手に破れてしまいましたが、

動きにキレがあり、復活を感じさせる活躍でした。

今後も活躍が期待されます。

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錦織がウィンブルドンで勝つためには何が必要なのか?

錦織選手がさらなる高みに向かって進んでいくためには、

コートに合わせてうまく順応することが重要となります。

全仏オープンでクレイコートを戦ったあとに、

ウィンブルドンのグラスコートでプレーする際に、

どの選手も適応するのに大変な苦労をしています。

うまくいかずに、ケガをしてしまう選手も少なくありません。

グラスコートにいち早く慣れて、球足のキレやボールのバウンドに

慣れることが重要です。

ウィンブルドンで8度の優勝を誇っているフェデラー選手は、

歴代テニスの選手の中でも、特にグラスコート強いです。

スピードやパワーなどを考えると、ほかの若手筆頭格である、

ティエム選手やズベレフ選手に分があります。

それでも、フェデラー選手が勝つことができるのは、

取るべきポイントを見極めて、絶対に逃さないところにあります。

強さの秘訣は、ここ一番の嗅覚と、圧倒的な強い意志にあるのです。

錦織選手の天敵であるジョコビッチ選手も、調子が良くないときに、

しっかりと踏ん張り、流れを自分のところに引き寄せて、

そのまま勝利をもぎ取っていくのです。

錦織選手も、ここ一番の勝負強さは目を見張るものがあるのですが、

一度崩れてしまうと、うまく立て直すことができずに、

そのままズルズルといってしまうシーンがあります。

また、試合では必ず点数を取らなければならない重要なポイントがあるのですが、

そこで点数を取りきることができずに、長時間の戦いを強いられる、

といったこともあるのです。

ただ、そういったところも、少しずつ改善してきています。

18年のウィンブルドン大会では、これまでにない、非常にいい動きを

していました。惜しくもジョコビッチ選手に破れてしまいましたが、

ジョコビッチ選手がそのまま優勝したことを考えると、

あと一歩だったと言っても良いでしょう。

近い将来 錦織はウィンブルドンを取れるか?

錦織選手はこれまでに数々のサプライズを起こしてきました。

何時間にもおよぶ激闘の末に、勝利を収めた試合は枚挙に暇がありません。

錦織選手の勝負強さを裏付ける、あるデータがあります。

最終セットの勝率がキャリアを通して76.5%となっているのです。

これは、歴代選手の中でもトップを誇ります。

プレッシャーのかかる場面で、とてつもない強さを発揮しているのです。

実際、錦織選手の試合は、とても魅力があります。

手足の長い190センチ近い高身長の選手がそろう中で、

身長175cmの錦織選手は、その差をもろともせずに、

1人果敢に立ち向かっています。

ビッグサーバーのサービスエースに苦しみながらも、

リターンエースや持ち前のフットワークなどで、

果敢に立ち向かう姿がわたしたちを魅了するのです。

大坂選手は、18年の全米オープンと19年の全豪オープンで

日本人として初めて優勝を果たしました。

錦織選手も決して不可能ではありません。

錦織選手はグランドスラムを勝つ力を十分に備えています。

ウィンブルドン大会でもチャンスは大いにあるのです。

錦織選手の挑戦は19年も続いていきます。

栄光を手にする日がやってくることを願っています。