HEAD グラフィン360+ スピードMPの特徴・レビュー

【GRAPHENE360+ SPEED MPについて】

今回はHEADラケットご紹介第1弾！

という事で、現在世界ランキング1位のN.ジョコビッチ選手が使用している
シリーズのラケットをご紹介したいと思います。

N.ジョコビッチ選手はPROモデルを使用していますが、今年の全豪オープンで
大坂なおみ選手を打ち破ったC.ガウフ選手がMPモデルを使用しています。

元々全体のバランスが良く完成度が高いラケットで有名でしたが、
更に進化したという事でその秘密に迫ってみました！

【基本スペック】

ツアーモデルクラスの大和スペックです。
今回から幅広い層の方に使いやすいラケットになります。

【主な特徴】

一番大きな特徴としては、GRAPHENE360+の採用です。
GRAPHENE XT、GRAPHENE Touch、GRAPHENE360へ移り変わり、
GRAPHENE360+へ変化した事により、大きく2つの恩恵が受けられます。

高いエネルギー伝達性

結論、打ち負けない打球をよりコントロールする事が可能になりました。

理由としては、強度の高いグラフィン素材をラケット全体に搭載した事により、
フレームの変形や面ブレを極限まで抑え、パワーロスを抑える事が出来るためです。
またビームが薄く飛びが抑えられているため、スイングもしやすくコントロールしやすい形になっています。

クリーンな打球感

結論、ボールを打つ際にかかる余計な要素を極力抑え、気持ちの良いインパクトを生み出します。
　
理由としては、スパイラルファイバーをシャフト上部に搭載した事により、
高いフレックス性に伸縮性が加わり、更にパワーロスを抑えたボールが打てるようになるためです。
　
この2点のメリットとしては、コントロール・パワーの両立が見込めます。

面を合わせにいくスイングでも、相手のパワーをそのまま返すようなイメージになり、操作性抜群でありながらパワーロスを抑えているため、比較的誰でも力強いボールを打つことが出来ます。

【SPEEDの特徴】

パワー・コントロール・スピンのバランスが全体的に良く、打球の伸びがあり深く返球できる事が特徴です。

【実際に使ってみた感想】

ストローク

評判通りパワーボールに対しても打ち負ける事が少なく、扱いやすいと感じました。

振り抜きやすく、フラット系のボールでも安定した弾道で飛んでくれましたが、
ガットテンションは少し硬めにセッティングした方が打ちやすいと思います。

また、どちらかというとリターンがしやすいラケットだと感じました！

振り抜きやすい事と面の安定性がある事から、コンパクトスイングができ、
打ち負けずコントロールできました。

カウンターパンチャーの方におすすめです。

ボレー

振動やブレが少なかったためコントロールしやすかったです。

フレックス性の高さと面の安定性からか素直に飛んでくれます。
また、押しても深く返球でき、合わせるだけでもコントロールできるため安定感がありました。

ダブルスの時、サービスダッシュ後のローボレーが深く返球でき、
インパクトが気持ち良いことが印象的でした！

サーブ

振り抜きやすくガットに少し食い込む感じがあり、打感としてはフラットサーブが一番良かったです。
次点がスライスサーブで、最後がスピンサーブでした。

またリターンの時思った以上にボールの伸びがあり、オーバーする事も少なかったため、強力な武器になっています。

スライスサーブは打球が早いタイミングで曲がるため、スライス回転の乗りは良いと思います。

反対にスピンサーブは、スピン量がそこまでかからず変化幅も少なく、スピンでがっつり攻めていきたいという事には向いていないのでは、と感じました。

全体

振り抜きやすい、面の安定性、フレックス性の高さ。
これらの事から、パワーが無い方でもかっちりと安定したショットが打て、
バランスも良いため幅広く使用されるラケットの1つになると思います。

【どのような方におすすめ？】

　　・プレースタイルがカウンターパンチャーの方
　　・コントロールとパワーのバランスに悩んでいる方
　　・ボレー性能が高いため、ダブルス中心にプレイしている方

【発売日・価格】

　発売日：2020年3月5日
　価格　：35,500円（税抜）

【公式WebサイトURL】

https://www.head.com/ja-JP/sports/tennis/speed-racquets/

【関連動画】

インプレ動画になります。大変わかりやすいため是非一度ご参考にしてみて下さい！