【テニスラケット フレームの形状の違い!ボックス形状編!】

みなさんこんにちは!

前回よりラケットフレームの形状について記事を書いています!

前回は「ラウンド形状」についてお話していきました!

今回取り上げるのは「ボックス形状」のラケットについてです!

【昔からある角形形状!食い付く打感を求める人にはオススメ!】

「ボックス(角形)形状」はフレームを切って断面図を見た時に、名前の通り角張ったような形状のフレームです。

この形状はテニスラケットの歴史上昔からあり、いわばラケットの基本形となっている形です。

なぜならラケットは今でこそカーボンなどのしなやかで剛性があり、加工して形を変えられるような素材が出回っていますが、昔は「ウッド!」木製が主流でした。

なので作りやすい角形が一般的だったわけですね。

そんなボックス形状ですが、その特徴はラウンドとは真逆で「形が変わりやすくしなりやすい」点が挙げられます。

前回取り上げたラウンド形状は変形が少なく、形が維持されつつインパクトを迎えるため、弾いて飛ばすような感覚が強いですが

このボックス形状はインパクト時にラケットがしなるため「ボールがフェースに長くくっついている(食い付く)」ような感覚が強いです。

しっかりスイングして芯で捉えれば心地よい打感になるため、そういった感触を重視してプレーの良し悪しを計りたい人には好まれる形状と言えます。

しかしラウンド形状と比べると弾かない分飛びはそこまで良くはないので、パワーが元からある人や上級者にはこのボックスを使う傾向があるようです。

有名なラケットモデルで言うと、サンプラスやフェデラーが愛用していたウィルソンの「プロスタッフシリーズ」、ジョコビッチのヘッド「スピードシリーズ」、プリンスの名器「グラファイトシリーズ」などはこのボックス形状に入ります。

特にプロスタッフやグラファイトは往年のモデルですが、一昔前の物を使うと「しなって飛ばない」というのが明確に分かります!

もし身の回りに持っている方がいたら、試しに打たせてもらってはいかがですか?

さて、ボックス形状のラケットを使っている方はいますか?よろしければモデルなども良ければ教えてください!気軽にコメントどうぞ!