テニスは1球ごとに動いて打球をするスポーツですので、 フットワーク は非常に重要となります。
球出しでいくら良いボールを打てていてもラリーなどで動かされた際に球出しのように打つことができないという方はフットワークに原因があるかもしれません。
テニスに必要となるフットワークの仕方や動き出しのコツについて解説していきます。
テニスのフットワーク【目的と考え方】
テニスは移動して打つというスポーツですので、テニスの フットワーク の目的はボールに追いつくことではなく、打ちやすいところに移動することです。
テニスコートの広さはシングルスの場合でもコートの真ん中に立っている場合は左右それぞれ5メートルほどの長さしかありません。相手のボールが自分のところに来る時間が一般レベルで2秒前後ですので普通に走れば十分に追いつける距離となります。(50メートルを15秒で走れば追いつける)慌てて早く走らなくても、打つことを考えて効率よく動いていくことを意識していくことが重要ですね。
フットワークの起点となるコツが動き出しの足の出し方にありますので、お伝えしていきます。
テニスのフットワーク【動き出しの仕方】
フットワークの手順は以下のようになります。
①構える
②ボールの来た方の足から移動する
その時、足の内側の側面を相手コートに見せる
③打球しやすい場所でとまる
その時、ボールの来た方の足でとまる
テニスは打球する際横向きから前向きの体の回転を使用して打球していきます。そのために、動き出し時には横向きの形を作っておくことが重要となります。
動き出しの際に足の内側の側面を向けて動き出しの足に重心をあずけることで打球時に必要な横向きの状態を移動前から作ることができます。
また、テニスのフットワークは 打ちやすいところで止まる までの動きとなりますので、打ちやすい位置まで距離の調節をしながら移動することが大切です。はじめは大きくボールに近づくほど小刻みな動きをしていきボールとの距離を調整をしていきましょう。
止まる際は動き出しの時の形で止まることを意識することですぐに打球フォームへと移ることができます。
テニスのフットワークまとめ
テニスのフットワークは【動き出し⇒移動中の調整⇒止まる】の3項目をひっくるめてとなります。
特に動き出しと止まる際は足の内側の側面を打ちたい方向に見せるように意識することでスムーズに打球フォームに移れます。
ボールに追いつくことを第1目的として逆足からスタートを切ってしまうとフォームが崩れる原因にもなりますので、追いつくための動作ではなく打つための動作としてのフットワークを実践していきましょう。
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