都心部と地方では効率的なテニス上達法が違う?

テニスに興味を持ち、テニスを始めようかと考えている人は全国に数多くいると思います。都心部と地方ではテニスのプレイ環境に大きな差があります。今回は都心部と地方でのテニス環境の違いについて比較しながら、効率的なテニスの上達法についてまとめました。

住んでいる地域によってテニス環境は違う。

同じテニスを始めるにしても、人口の多い都心部と人口の少ない地方ではテニス人口や試合の数、コート面数、テニススクールの数などテニス環境に大きな違いがあります。どちらが良い悪いということはありませんが、その地域のテニス環境を最大限に生かすことで効率的な上達が達成できます。

都心部のテニス環境。

都心部は人口に比例するようにテニス人口が多いです。テニス人口が多いため、試合に出場する人も多く、プレイヤー層も非常に厚く、さまざまなレベルのテニスプレイヤーがいます

テニス人口が多く、試合も多い。

テニス人口が多いため草トーや市民大会など試合に出場する人も多く、さまざまなプレイスタイルを持つプレイヤーと対戦する機会があり、多くの試合経験を得られます試合経験はテニスの上達に大きく影響するので、テニス人口の多い点は都心部でテニスをする人にとって大きなメリットといえます。

一方、都心部のデメリットは人口が多いため、テニスコートを建設するスペースを確保するのが難しく、テニス人口に比べてテニスコートの数が圧倒的に少なく、練習する場を確保するのが難しいところです。

その他にも都心部ではテニススクールに通う人も多く、通うレッスンは時間帯によっては生徒数が多くなり、練習で十分な数のボールを打つことができないというケースも少なくありません。また、都心部は地価や賃料が高いため、スクールのレッスン料金も高くなる傾向があります。

都心部で効率的にテニスを上達するには?

もしもあなたが都心部に住んでおり、テニスが上手くなりたいと強く思っているのであれば積極的に試合に出ることがおすすめです。

テニスを始めたばかりの人の多くは上達してから試合に出ると発言しますが、ゆっくりでも構わないのでサーブが入るようになればどんどん試合に出たほうが上達のスピードは早くなります

ほとんどの人が試合になれば練習よりも集中します。集中してテニスをすればそれだけ上達にもつながります。都心部のテニススクールで十分な打球数を確保できない状況で練習をしているのであれば、試合という実践の場を練習として活用したほうが効率的に上達できます

レッスン料金で考えても都心部のテニススクールであればレッスン1回当たりの料金は約3000円と、草トーに出るのとほぼ同じです。試合に出ればいろいろな課題が見つかり、直後のレッスンや練習もより集中して取り組むようになるので、費用対効果で考えても試合に出るのは効率的です。

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地方のテニス環境。

地方はテニス人口が少ないため、草トーなどの試合も少なく、都心部に比べて試合経験を積むことが難しいというデメリットがあります。その一方で、土地スペースで困ることはありませんから、テニスコートなど練習する場に困ることがないという点は大きなメリットです。

練習場所には困らない。

土地スペースに余裕があるため、都心部に比べるとレンタルコートやテニススクールの料金はかなり安くいつでも思う存分テニスを練習できる環境を見つけやいはずです。

地方では相手さえいれば、練習の際にとにかくたくさんボールを打つことができます。球出し練習のような基礎的な練習にも多くの時間を割くことができます。練習に十分な時間を割くことが可能であれば、都心部に比べてかなり早く中級程度まで上達できるはずです

テニスは自分よりも強い相手と試合や練習をすることで上達スピードが加速します。地方では一定のレベルに達すると練習相手を探すのには苦労するはずです。インターハイやインカレなど全国レベルの大会になると地方から出場する選手で上位に残る選手が少ないのがなによりの証拠です。

地方で効率的にテニスを上達するには?

地方ではとにかくレッスンや練習で多くのボールを打つことが上達への近道です。

地方であればテニスコートの確保に困ることはまずありません。テニススクールでのレッスンも都心部に比べればコーチが1人の生徒に割ける時間も多くなります。積極的にアドバイスを求め、アドバイスを意識してとにかく練習するというサイクルを繰り返すことで、どんどん上達していくはずです。

地方で十分な練習を積み重ね、自分よりも強い相手が少なくなってきたら、都心部に試合遠征をすれば更なる上達も目指せます。ジュニア年代の有力選手であれば大学進学などで都心部に移るケースがよくあります。

遠征はさまざまな労力が必要になりますが、社会人であれば時間さえ苦面できれば試合遠征は可能です。地方の草トーなどでいつも同じような相手とばかり試合をし、テニスの上達をあまり感じにくいという人は一度、試合遠征をしてみてはいかがでしょうか。

どこに住んでいようと上達は可能!

都心部・地方どちらもテニス環境にそれぞれメリット・デメリットはあります。どちらの環境であれ、その環境に適した取り組みをしていけば最短で上達していくことが可能です。

テニスがどこまで上手くなりたいかは人それぞれですが、全国大会や年齢別の全日本選手権などを目指すようなレベルになれば、どの地域に住んでいようが最終的に試合遠征は必須です。登山道と同じようにスタート場所は違っても、山頂に近づけばみな同じような道に合流します。

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生涯上達を求めてプレイできるテニス。

運動神経の良し悪しで上達スピードは多少変わりますが、時間を割いて練習を積み重ねないとテニスが上達しないことは間違いありません。テニスはテレビ中継で見ると簡単そうに見えますが、実際にプレイするとその難しさに驚く人がほとんどです。

なかなか思ったように上達しないと感じる人が多いのも事実ですが、その分、いつまでも上達を求めて生涯継続することが可能なスポーツで、年を重ねれば同世代の元プロにさえ勝てる可能性があります。新たな趣味を探している方はぜひテニスを始めてみてはいかがでしょうか。