ドミニク・ティームってどんな選手?強さの秘密と噂の美人彼女との行方

ドミニク・ティームといえば世界ランキングでも上位に食い込む世界的にも有名な選手として知られています。数少ない片手バックハンドの使い手としても有名ですね。

全仏オープン準優勝2回の輝かしい実績を誇るティームですが、彼はなぜここまで強いのか?また噂の彼女との行方はどうなっているのか?

この記事では今大注目のドミニク・ティームについてご紹介しています。

ドミニク・ティーム基本情報

まずはドミニク・ティームがどのような選手なのかをご紹介します。もし彼のテニスがご自分のテニスと似ている場合、さらなるステップアップの参考になることでしょう。

プロフィール

身長185センチ
体重82キロ
国籍オーストリア
利き腕
自己最高ランクシングルス4位

戦績

2016年

  • アルゼンチンオープン優勝
  • リオオープンbest4
  • メキシコオープン優勝
  • BMWオープン準優勝
  • BNLイタリア国際best8
  • ニースオープン優勝
  • 全仏オープンBEST4
  • メルセデスカップ優勝

2017年

  • リオオープン優勝
  • 全仏オープンBEST4

2018年

  • アルゼンチンオープン優勝
  • マドリードオープン準優勝
  • リヨンオープン優勝
  • 全仏オープン準優勝
  • サンクトペテルブルグ優勝

2019年

  • サンクトペテルブルク・オープン優勝(ATP250/ハード)
  • BNPパリバオープン優勝(ATP1000/ハード)
  • バルセロナオープン優勝(ATP500/クレー)
  • 全仏オープン準優勝(グランドスラム/クレー)
  • オーストリア・オープン(ATP250/クレー)
  • 中国オープン(ATP500/ハード)
  • エルステ・バンクオープン(ATP500/ハード)
  • ATPツアーファイナル準優勝(ファイナル/ハード)

全仏オープン2回準優勝という結果からもわかるように、クレーコートを得意とする選手であることがわかります。

2019年全仏オープン決勝ではクレーの帝王であるナダルと前半は互角の戦いを繰り広げましたが、後半になるにつれナダルの圧倒的な強さと経験の差を見せつけられ、勝利はかないませんでした。

プレースタイル

やはり印象的なのは豪快な片手バックハンドでしょう。強いスピンとフラットを使い分ける、ベースラインからの超攻撃的なテニスを得意としています。

高い身長から繰り出されるサーブの最高時速は233キロです。しかしフラットではなく強烈なスピンがかかったサービスはバウンド後に失速することなく手元で大きく伸びます。

ドロップショットなどの技術も当然一級品ですが、高めのボールを豪快に叩き込むティームのプレースタイルは見ていて爽快感すら感じます。

強さの秘密

ティームの強さの秘訣として、チャンスボールを簡単に献上しない点が挙げられるでしょう。広角に打ち分けられる強力なストロークや高速サーブだけでなく、返球が難しいボールに対してもチャンスボールにならないベースラインギリギリのショットで隙を見せません。

1度攻撃を始めたら決まるまで攻撃の手を休めない怒涛のテニスが対戦相手の体力とメンタルをゴリゴリと削る展開を多く見ることができます。

「攻撃こそ最大の防御」を体現しているこのプレースタイルこそティームの強さの秘密であると言えるでしょう。

愛用のラケット

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2019年の全仏オープンからティームはPure Strikeの最新モデルを使用しています。ラケットのスペックは以下の通りです。

重さ323g
スウィングウェイト325g
ヘッドサイズ98インチ
長さ27インチ
フレームの硬さ67
テンション50-59ポンド

重さが323g、スウィンブウェイトも325gとなっており、少しヘッドが重めのラケットです。ヘッドサイズは98インチと少し小さいですが一般的なサイズですが、フレームの硬さが67とやや硬いのでパワーを出しやすい代わりに肘や肩への衝撃が少し大きくなります。

このPure Strike 98はコントロールを重視したり、フラットサーブを多く使う中級以上のプレーヤーにおすすめのラケットです。

ティーム、美人彼女との行方

ティームにはものすごく美人な彼女がいるというのは公式に発表されていたことですので世界中が知っている事実でした。しかし最近の報道ではどうやらこの関係には暗雲がたちこめているとのことです。

2019年12月現在、噂の美人彼女とはどうなってしまったのでしょうか。

ティームの彼女はどんな人?

ティームの彼女として公式に発表されていたのが同じプロテニス界で活躍するフランス人選手の「クリスティーナ・ムラデノビッチ」という女性です。

ツアー通算20勝、自己最高ランキングはシングルスで10位、ダブルスで2位、全豪、全仏ダブルスで優勝をするなど、ティームと同様に世界のトップで活躍する選手です。

お互いに容姿端麗でテニスの実力も世界トップクラスとあって、世界中のテニスファンは彼らのゴールインを心待ちにしていました。

公式に発表された破局報道

ティームが出演したトークショーで、2人が関係を解消したことをその理由と共に明かしたとウェブメディア Essentially Sportsが発表しました。

プロテニスプレイヤーとして世界中を飛び回っている二人は、次第に会える時間を作ることが難しくなり、心の距離ができてしまったとのこと。

またムラデノビッチは、自身のインスタから2人で写っている写真の全削除を行い、2019年の「Nitto ATPファイナルズ」に出場していたティームの応援にも駆けつけませんでした。

参照:2019.11.26 THE TENNIS DAILY

2020東京オリンピックについて

2020年は待ちに待った東京オリンピックの開催年です。テニス競技でも世界のトッププロが東京に集結するため、東京で世界のトップクラスの試合を見ることができる貴重な機会です。

気になるのはティームが東京オリンピックに参加するのかどうかですが、それについて公式に発表がありました。

ティーム、東京オリンピックへの不参加を表明

残念ながら、ティームは東京オリンピックへの不参加を表明したようです。

理由は、東京オリンピックと同時期に行われるKitzbuhelオープンへの参加です。ATP250であるKitzbuhelオープンはティームの出身であるオーストリアで行われる大会で、この大会への参加は彼にとって特別なものであるようです。

東京は美しい都市だと思う。しかし僕はKitzbuhelオープンに開催期間の1週間全てを使いたいと思っている。この決断をすることはそこまで難しくはなかったよ。」とコメント。

ティームの自国への愛とこだわりが強く見られた会見だと言えるでしょう。

狙いは2024パリオリンピック?

もちろん、2024年にパリでオリンピックがあるから、ちょっと先のことも見てたよ。どんな状況であれ試合を楽しむつもり。」とコメントしたように、パリオリンピックへの参加を匂わせる発言もありました。

パリで行われるオリンピックテニス競技は、ほぼ間違いなく全仏オープンでも使用されるクレーコートのローランド・ギャロス・スタジアムでしょう。

クレーコート及び全仏オープンで素晴らしい結果を残しているため、東京オリンピックに参加せずともパリオリンピックで金メダルの可能性は十分にあると考えているのでしょうか。

93年生まれでまだ若く、長い目で自身のキャリア構築ができるティームならではの賢明な判断であるとも言えるでしょう。

参考:2019.04.02 ESSENTIALLY SPORTS

ナダルに代わる、土の帝王になれるか

クレーコートで圧倒的な強さを誇るティームは、2019年の世界ランクを4位でフィニッシュしたため「BIG3に代わる次世代のホープ」として期待されています。

メドベージェフらとともに次世代のスーパースターたちの今後に目が離せません。